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誰のものともわからない唇が
私の背中を通る


このように
戦ってきたけれど

何と戦ってきたのだろう？

垂れ下がる乳房
力をなくしていく腕

もう
遠くには飛べない

　.... もしも
わたしが




もしも
私がそうだとしても
愛してくれる？

空はこんなに高いのに

緑がゆれて
間から光が挿すのね

私は怒りに溢れているけれど
　.... 母が死んだ

夢を見た


病院でオムツをしながらも
うまい物が食べたいと叫ぶのが
私の母であることは間違いない

自分のことしか眼中になく
子供の声がテレビの雑音にかき消されてい　.... その男は
ひたすらに詩を書き続けた
何も求めず
ただ書き続けた
詩を書くのと同じように
酒を飲み続けた
肴など必要とせず
ただ飲み続けた
血を吐いては飲み続け
罵倒されては書き続け
　.... 左の肋骨
3本目あたりに
ちっちゃいおっさんがいる

かゆいなあと思って
トイレでみると
3センチくらいの薄汚いおっさんがいた

隠れようとしてたけど
厚みのない胸に隠れる場所はなく　....

大覚アキラさんの初代ドリンク嬢さんおすすめリスト（5）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
「41歳の春だから」このCMからすべては始まった	- 初代ドリ ...	自由詩	7*	09-7-8
といっても私は狂っているわけではない	- 初代ドリ ...	自由詩	8*	06-5-28
BGM	- 初代ドリ ...	自由詩	5*	05-6-22
名もなき詩を書く男の最後	- 初代ドリ ...	自由詩	7*	05-4-7
ちっちゃいおっさん	- 初代ドリ ...	自由詩	8*	04-11-11

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