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この間から
ヘッドフォンで括った僕の世界は
なんだかひどく不安定で
1日1回
揺れる
大体震度2くらいの
初期微動
どこかで
誰かが僕を呼んでいるような気分
短い電信をキャッチ ....
{引用=
それは例えば
閉園前の遊園地
閑古鳥の鳴くデパートメント
誰も通らない非常階段
埃の積もった工具箱
空気の止まった閉架図書室
星光をただ通し続ける真空空間
そこにはや ....
人類が滅びて久しい荒野の中心
ぽつりと浮かんだ吹き出しに
最後の最後にだれかが書き込んだ言葉は風化して
そこに霞んだ消え残りが歌うのは
何だったか
今では誰も読むことは叶わないがただ
貧相 ....