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あなたが通り抜けた改札で
何故か
わたしは置いてけぼり
あなたが買えた切符
何故か
わたしには買えなかった
人生には幾つもの
改札があって
選ばれたひとと
そうでは無いひ ....
男と女の間には
深くて暗い河があるらしいから
君の悲しい心の内を
僕は分かった振りして黙って頷く
男の情けは出したら終わりで
女は心に宿した思い出を
どこまでも抱きかかえ生きてゆく ....
愛の言葉は砂漠に棲む蛇の肌触り
ガラス片の透き通る
艶やかさを床に滑らせては
汀から細波へ
細波から白ウサギの飛び交う荒波に
感情の姿を次第に変えてゆく。
与えあう愛の軋み。
軋 ....
しどけない姿で
君はうっすらと頬を染め
あられもない姿で
君は左手を背もたれに預ける
横顔はうつらうつら
淫靡な夢に眼差しは宙を漂い
噎せ返る密林のざわめきは
VooDooの魔笛
....
2億5千万個の眼球の海へ
君はボートを漕ぎ出す
オールで眼球を叩く度に
そのひとつひとつが
グリグリ音を立て
歪んだ眼差しで君を見つめる
見つめる眼球に映るのは
どこまでも青い空 ....
それは総ての男を魅了する
総ての芸術家を虜にする
それは瑞々しい果実のようであり
たおやかな母の抱擁をも予感させる
それはあまりにも眩しい
陽に焼けたまろやかな曲線は
誇ら ....
わたしはわからない
口をきけない
あなたの悲しみ
わたしにはわからない
耳がきこえない
あなたの悲しみ
わたしにはわからない
目が見えない
あなたの悲 ....
不幸は甘い蜜の味がする。
だから一度でも
不幸を味わうと、その甘美さを忘れられず
毎夜毎夜、
幻覚に捕らわれてしまう。
自分の不幸は蜜の味。
不幸の一滴を口に含んでみる。
初めは ....
13年ぶりの大きな地震があった
あの日の午後
僕は都心にいたから
あわてて君の携帯に電話したよ
でも、何度電話しても繋がらないし
メールを何度送っても返事はこないし
山手線は何時までも止ま ....
私たち、ひとりひとりの皮膚の下には
優しい血が流れていて
涙もろい心が
静かに鼓動を繰り返している。
だけど、たった一枚の薄い皮膚が
鋼鉄の鎧のように
優しい血
涙もろい心を
その冷た ....
フォマルハウトさんの恋月 ぴのさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
DNF
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恋月 ぴ ...
自由詩
46*
07-3-15
SAGA
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恋月 ぴ ...
自由詩
13*
05-9-23
Snake_Eyes
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恋月 ぴ ...
自由詩
13*
05-9-15
VooDoo_Jungle
-
恋月 ぴ ...
自由詩
11*
05-9-11
眼球の海
-
恋月 ぴ ...
自由詩
13*
05-9-6
くびれ
-
恋月 ぴ ...
自由詩
8*
05-8-21
悲しい空
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恋月 ぴ ...
自由詩
13*
05-8-3
不幸の味
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恋月 ぴ ...
自由詩
5*
05-8-2
大丈夫My_Mind
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恋月 ぴ ...
自由詩
7*
05-7-27
UNDER_THE_SKIN
-
恋月 ぴ ...
自由詩
5*
05-7-24
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