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空が飛んでいる
空が飛んでいるので全ての羽が浮上する
見つめることはいつだって透きとおる
見下ろせば ものの在りかはかなしい
重力の堆積が歴史で出来ているなら
ぼくらの言葉は足跡のように ....
何もない処に秋がやってくるとき
ひっそりとして
わたしは言葉の行方を知らない
わたしはわたしを有りの侭にしている
夕くれに空はふりだし
空はそこらじゅうで実り始める
声を掬ったりすれば ....
きみは静かに
美しかった
この土地はきみの中で生まれ
きみは一滴の
沈黙の中で
ぼくの愛を生んだ
走り去ってゆく時間は
さまざまの彩りの中で
きみの姿を奪い去ってゆく
空を穴が空くほ ....
知らない方角から
明るさを取り戻してゆくかのように
朝はぼくのもとにやってくるのでした
遠くの響きは
古い透き間から静かに流れ
ぼくを取り囲むのでした
後戻りする物音は見あたらないのでした ....
海には
ばらまかれた空が広がる
雲はときどき
空を恋しがって飽和する
眩しいくらいに雨を降らせたなら
やがて雲は白い波になる
ふゆの海では
鳥は幾千もの残照と背中合わせで
お腹はい ....
嘉野千尋さんのtonpekepさんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鳥瞰図
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tonpekep
自由詩
29*
06-1-21
ひとつの秋に
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tonpekep
自由詩
12*
05-9-4
夏の日(II)
-
tonpekep
自由詩
9*
05-6-7
土曜日の朝に
-
tonpekep
自由詩
20*
05-6-7
冬物語
-
tonpekep
自由詩
9*
05-2-28
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