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はらはらほろり
あのひとが帰る
肩に降り積む雪のひとひら
ついてゆきたい
それはできない
せめても帰路の足跡を埋めて
なかったことにしておくれ

夜半の月
鏡の中に白い顔
黒髪の雲 ....
買ってくださいとうつむき加減に
冷えた指先は白い花を思わせた
不幸を売り物にできる時代じゃない
他をあたれよと背を向けたとき
飛ばされた風に散らばる花片
見開かれたままの瞳は残像をとらえ
 ....
嘉野千尋さんの一筆さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪月花- 一筆自由詩4*05-2-13
雪花- 一筆自由詩13*05-2-4

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