波にかき消され
あるく音も聞こえない
アヴェ・マリアもかき消され
カモメの白い羽音もかき消され
太陽をまっすぐに浴びて
誇らし気に弧をえがく

かすんでゆくまま波にかまれ
風船はつなが ....
今日も高い空
月は出ている

私の歩むべき道はここなのでしょうか

はっきり言えるのは
ただひとつ
私はいつでもひとりだったということ


今日も高い空
月はとっくに出ていた
 ....
飛散したガラスの破片が
危ないものだなんて知らなかった
キラキラとひかって
みんながとても喜ぶだろうと
そう思ってた
深くは考えてなかったけど
この世は限りあるものばかり
水も空も
花も星も
今のあなたも私も
きっとすべてが
器にある限られたもの


限りないものといえば
ただひとつ
証明は ....
  

ベランダにあるテーブルの上
お酒と料理を
ようやく並べ終える きみ
黒髪が風に流れ
その先から濃くなっていく夜

別れ

切り出せない互いのセリフは
草書体のように
読 ....
  そろそろ 恋でもしようかな すれ違うままに、時折り消えていく存在。

かすかに足の裏が傷む。その感覚が拡張され、次第に、体全体へとその痛み蔓延する。血流の呪いか、はたまた肌に溶け込んだ電子の波の影響か。
大量に流れ出る汗は ....
ぼくの恋愛感情は
小学6年生だった

授業のチャイムが聞こえたならば
急いで席に着かなくちゃならない

なのに先生である彼女は休みがちで
せまい教室でぼくは自習ばかりしていた

そこ ....
待っている間はいろんなことを考える
{引用=笑ってるあの子供はかわいいな
今通った恋人同士の彼は好みだったな
さっきのおばちゃんはじっとこっちを見てた}
いつの間にか人間観察になってしまう
 ....
階段を下りる。
アスファルトに足がつく。硬い振動が頭の先まで震える。
暑すぎる夜の熱は、ビルの内側から吐き出されたため息に違いない。
スウェードの香がする。
呼吸を繰り返す街。ライトアップされ ....
おきたら

羽が生えてた

羽ブラをかってみたけど

どうもまだ慣れない

でも次の晴れた日には

少し飛んでみようと 思う。
自由を求めてフロンティアを手にして、

不自由を嘆いてフロンティアを吐き出した。
ゆったり泳ぐ雲に

まだ見ぬ絵空事を浮かべて

それなりの努力ってやつもせず

あの雲のようにただ無気力に流されて

僕は人生最後の夏休みに浸かりきっている


ちょっとした出来 ....
安心、させてくれてありがとう
やさしさのなにものでもない
夜の、くうき
ずっと眠れないのは
居場所がここだということなのかも
すきまにやさしくとけてく夜
このままあけないでいいよ
 ....
君の中にはすでに僕でない僕がいて
君のことをいつもおどかしたり笑わせたり
悲しませているんだろうな

きっと僕が知らない僕は
僕よりも優しくて冷たくて
誰よりも優柔不断に違いない

君 ....
 見上げてみたところ、誰もが手を取り合ってる様子。「やあ」とか、
「またね」とか、迎え入れる言葉はまだまだ尽きない。
とあるレストラン。ナプキンの上に置かれたままのナイフとフォークは
スプーンに ....
今日は仕事休みだったので、朝から雪見酒やりながら、だらだらこれ書いていた。
が、十人分書いたところで誤って全文削除してしまった。
笑えない話だ。

では、あらためて。でも、すっごく短評で。
 ....
さみしさはあなたに伝えない
寄りかかるためのことば
ことば?

誰か私の手をとって

さみしさはあなたに伝えない
あなたを追い込んだのはきっと私だ
あなたはひりひりと私を捨てる
私は ....
冷たく刺ささる外気に、空調の完備された部屋から出てきた僕は一瞬たじろいでしまう。エレベーターのドアを、もう一度閉めてしまおうと考えたところで、ふとわれに帰る。

「そうだ、終電だ」

早足で歩 ....
真実の愛は
一つだけだと
恋する度に思うけど

それは一度無くすと
二度も三度も
無くなってしまって
勿体ぶっていた
自分が馬鹿みたいなので
愛の安売り
始めます

愛をぶ ....
  それにしても私は憎む、
  対外意識にだけ生きる人々を
  ―パラドクサルな人生よ
                        中原中也 修羅街輓歌より

最近、本屋さんでアルバイト ....
最近まで、電話回線をとめられていた。つくづくお金がないとやっていけないと思った。かといって、手段を選ばず金が欲しいってわけじゃない。つくづく俺はわがままなんだと思った。

ようやく、給料が入って電 ....
高校を卒業するころ、大学受験に本命がはずれ、田舎の友人たちと離れることが決まったとき。僕らは、いつもマージャンをして、100キロ以上離れた海に車で向かい、かえってきては酒を飲み、駅へ行って、キャンプフ .... おおきなみずいろのそらを
とんでいるとりはじつは「か」で、
じんせいこんなもんだと
しんみりおもうのです。

きみがとっぴょうしもなく
かたをポンポンするから、
なきそうになります。 ....
疲れ果てていませんか
行きずりの毎日に
ひとりぽっちでいませんか
暗い部屋の中で

かすれながら流れていく歌
深い海の底から
あなたにあてて歌っているよ
いつまでも ねぇ聞こえますか
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