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わけもなく心和める夕暮れや
秋はやさしさ運びくるらし
音たててころがりて行く空き缶に
信号待つ間の視線集むる
夜半覚めて物読みおればしぐる音
しばししてより また止みにけり
木 ....
草市に うみほほづきを購いて
海の味する遠き幼日
朝ごとにくぐもり啼ける鳩の声
故里に啼く森を想えり
西陽射す路に日課の水をまく
秋めきし風に虹たてながら
白白と待宵月は行き来 ....
近くにて花火の爆ぜる音のして
幼等の声 広がりてゆく
指染めて高菜をもめばよみがえる
故里の畠にゆるる菜の花
窓明けて寝ながらに見る夏の夜
高層ビルの窓に動く人影
夕立の前 ....
それぞれの皿に苺を盛り分けて
嫁ぎし娘の数も入れおり
盛装の娘の席は遠く しばたたく
目にぼやけゆく宴の席に
夕食の時どき夫は嫁きし娘の
空席言いて酒を呑みほす
月を取れ星 ....
現代短歌は現代短歌で良いと思う。
けれど、現代の短歌は難しい。
昔の短歌は、だれが読んでもわかるものばかりだった。
いまの短歌は学のある人が、学のある人にしかわからないものを作っている ....
今朝ほどの言ひすぎし事悔い乍ら
帰りくる子のおそしとぞ待つ
帰り来し子の淡淡と語りかく
明るき声に救われしなり
屑かごのプラスチックは音たてて
生きもののさまに動きを見する
も ....
卓上の玉葱の芽は日日伸びて
七本の青き葱となりゆく
花選び散散迷いて りんどうと
決めて俄かに秋をさみしむ
帰り来し子にぞ言はれて屋上に
上りて見れば満月清し
木犀の匂へる塀に沿ひ行きて
訪ぬる家を過ぎしも知らず
野生美の紫 ....
単純に奇声を上げて喜こべる
子等に渇きし心ほぐるる
ねぎらいの言葉を明日はかけるべく
目覚時計の ねじを巻きつつ
奴凧吹かるるさまに幼子が
犬を追い行く 梅雨の晴れ間を
苔庭に ....
隣屋の塀にはびこる つたの青
さみだれに色 尚つやめきし
散歩にと さいそくにくる愛犬の
うったえる瞳に 重き腰あぐ
洗濯機の渦に心を巻き込みて
しみつく澱も洗い流せり
長雨のやみたるあとに松葉ボタン
閉ざせし心も開くがに咲く
娘が生けし菊に顔寄せ深深と
秋の香かげば夏も惜しまる
二十世紀 ....
Tsu-Yoさんのむさこさんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
64P_「短歌2」より
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むさこ
短歌
7*
07-10-17
54P_「短歌2」より
-
むさこ
短歌
12*
07-8-12
52P_「短歌2」より
-
むさこ
短歌
8*
07-8-3
50P_「短歌2」より〜_嫁ぎゆく娘
-
むさこ
短歌
9*
07-7-31
現代短歌について
-
むさこ
散文(批評 ...
4+*
07-7-25
37P_「短歌2」より
-
むさこ
短歌
8*
07-7-20
平成十九年六月二十八日
-
むさこ
短歌
6*
07-7-6
26P_「短歌2」より
-
むさこ
短歌
8*
07-6-28
18P_「短歌2」より
-
むさこ
短歌
8*
07-6-14
平成19年6月9日土曜日_17:45
-
むさこ
短歌
12*
07-6-10
11P_「短歌2」より
-
むさこ
短歌
10*
07-6-8
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