すべてのおすすめ
満月の夜に三度続けて風が鳴いたら
五十年間誰も触れたことのない箱を開いたら
雨の日に空を見上げ濡れて歩いたら
六分間息を止めていられたら
衣装だんすのなかで外套にくるまったら
布団の中でまじ ....
あなたは汚れた布にくるまって
人工の声帯で
人工の泣き声を張り上げている

あなたのほんとうの声を奪ったのは
わたしだったのだとおもう

  *

もうあんまり覚えていないけれど
 ....
minaさんの佐々宝砂さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
仮定する- 佐々宝砂自由詩304-12-22
歌にすら- 佐々宝砂自由詩204-12-16

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する