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息子(小3)が「学校行きたくない」と言ったのが今年の7月始め。話を聞くと、「死ね」「この世からいなくなって」「うざい」等の言葉の暴力、身体の方はあざなどないけど、しょっちゅう蹴られたりこずかれたりする ....
私の前には先生が歩いていた
あの角まで あの角曲がるまでに
奴をどう調理してやろうか、
そんなことばかりが頭を滑走
肩越しに見え隠れするオレンジを睨む
舞い散るチョークの粉は美である
どう ....
さいとういんこさんのお腹は大きい
大きく膨らんでいる
さいとういんこさんの子供が大人になる頃
僕はもう59歳だ
それまで生きているかどうかわからない
生きているつもりもないし
自信もな ....
地球の氷が解けたら南極に住みましょう→水没まで
箱舟にはどうせ乗れんのだろうし、ねぇ
ねぇ、ほんのり暖かくなった南極に住もう
父は帰ってこなかった
後で知ることになるが
街の花柳界で板前として働いていたようだ
華やかなところだから飲む賭つ買う
生活を送っていたらしい
ぼくた ....
そんな事はありません。全然義務じゃありません。
俺が惚れた女(友達の彼女)は、義務だと思っていたようです。
嫌々抱かれてたんだってさ。
へぇ( ´・ω・)ノ∩
どうでもいいです。そんな事。
....
母はぼくを背負って
毎日踏み切りを渡った
栄耀失調だったぼくは
医者に通っていたのだ
記憶は曖昧だが
ぼくたち母子は貧しかった
ある医者は
『下痢をするの ....
動いてはまたもとの視線へ還っていた
そしていつかがらんとなった
海浜公園のささやき
笑え
少しだけ向かい風で
背中合わせに君の奏でる音を伝う
絡めるのは小指だけで構わない
僕を歌って
背びれを見たのに違いなかったので
僕はそれを金魚と呼んだ
地平線を泳ぐ金魚
陽が沈む前に果てに辿り着き
燃えましたので
太陽は懲役一晩の間眠り
その間は世界を月が照らした
骨にな ....
深夜
血を吐きました
世界が
美しくなりました
君には秘密にしておきます
部屋の中は君の寝息でこんなにも静かなのに
テレビの中では相変わらず人が死んでいきます
閉じられたブライン ....
ノンシュガーなはずのコーヒーがやけに甘い
隣の席の黒い帽子の男が
ぼそぼそとなにかつぶやいている
路地裏から路地裏へ
狭い空がえんえんと追いかけてくる
どうやらこの街からは出られないらし ....
あの日。
ある人に出会いました。
受け止めて、受け止められました。
何かが崩れていきました。
俺の中の空洞に何かが入ってきました。
その隙間は長い間何も入っていなかったせ ....
小さなメモ帳のように
捨てられる
くさりかけたパイナップルに
花を詰めこんで
たくさん泣いて
ねむる
水が焼かれる季節のまえ
朝起きたら
田中だった
田中くんおはよう
よう田中
あ 田中君だ
田中の言うことなら間違いない
田中さんこれ受け取ってください
下駄箱で告白までされる
本当の事を云 ....
−計測−
重さではなく
距離を測りたい
大きさではなく
熱さを測りたい
姿ではなく
真意を測りたい
−引力−
ひかれあうのではなくひきあうの ....