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この平穏な街で
確かにわたしは存在しているのに
なぜだか存在していないかのような
そんな予感がしてしまっていて

ぼんやりとひかるその太陽に
化かされてしまえばいいのにと
ふと、おもう
 ....
夏は不透明だ、と思いはじめたのは
考えてみれば最近になってからなのに
ずっとそんな風におもっていたみたいな気がして
どっちなのだろう よくわからない

喉にペットボトルの冷たい中身を流し込む ....
真夜中に子供は眼を覚ます、
覚醒する、息を止める
父親も母親も
今日はもう眠りについていた
いつもはもっと遅くまで
呼吸を荒らげているというのに

しん、と耳の中でなにかが残るような気が ....
ベンジャミンさんの笹子ゆらさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
街のひかり、朝- 笹子ゆら自由詩308-8-14
不透明な夏- 笹子ゆら自由詩7*08-8-9
夜のこども- 笹子ゆら自由詩11*08-7-31

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