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『永遠の青』
永遠の青が私の眼を染めて昨日を染めて手帳を染めて
心臓目線で眺めればあのとき街はただ流血を切望してた
絶望に慣れたひとりが絶望に慣れたふたりになっただけです
....
嬉しさを愛の形に当て嵌めて今日も誰かを恋しに出かける
脳内で育った角があと一秒、あと一秒で頭皮を破る
須賀敦子だけを読んでる春の朝、親類なんてひとりもいない
マグノリア大 ....
人類がきらきらと死に絶えた日、ずっとブランコに乗って見ていた
憂鬱で空っぽな日の日記には「完璧でした」と一言、笑う
幻滅に満たされて「人が嫌い」と書き殴ってる、人の言葉で
....
訳もなく泣いちゃうような感情を旅の私のお守りとして
この世には存在しないイメージが廃墟になって続く裏庭
君との距離が離れてく天国で数えもせずに錠剤を飲む
「何で笑いたくな ....
ぱたぱたと画面が消えて行く音が宇宙で最後の雨降りでした
今朝もまたケトルでお湯を沸かしてる君の横顔(永遠として)
お互いを許す言葉が出ないまま願うみたいに笑い合ってた
生 ....
あなたとは付き合いづらい日もあって外では草の葉ばかり見てた
私には何にも無いの、遠い未来から降ってくる言葉以外は
銀色の雫を舐めて純愛を求めて生きる森の鹿たち
忘れたい思 ....
雨の日のコンビニ前の空間で濡れた黄色が点滅してる
瓶入りの雨を透き通らせてまた、世界の果ての夜明けを見たい
生きるには哀愁よりも血が大事。廃墟の底のプールサイドで
音楽の ....
思い出の淡く儚いパンの匂い、空気を食べて生きて行きたい
生きている、世界はとても広いから僕の居場所もあるはずだから
中庭に舞い降りてくる星たちをふたりベッドで並んで見てた
....
死を覚悟したあの朝の太陽が僕の命を揺るがせたまま
「鬼は外」から逃げた鬼が自炊して豆などを煮て暮らしてる村
今日もまたそうめんだけで生き延びた、梅雨の終わりを少し祝った
....
百(ももと読みます)さんの短歌おすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
コールドスリープ
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由比良 ...
短歌
4*
25-9-23
迷子の朝に
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由比良 ...
短歌
4*
25-3-29
光るゴミたちの終点
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由比良 ...
短歌
2*
24-9-27
透明なピリオド
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由比良 ...
短歌
3*
24-9-27
永遠として
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由比良 ...
短歌
5*
24-9-25
残りは銀の雫だけ
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由比良 ...
短歌
5+*
24-9-22
祈りが届くまで
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由比良 ...
短歌
5
24-9-19
巣穴の中で
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由比良 ...
短歌
2*
24-6-11
電子の国で
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由比良 ...
短歌
3*
24-6-10