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さかなの星空はいつも
境界線でゆらめくのです
星空を落ち葉がよこぎり
岸辺のすすきも
月明かりに
にじみながら手を振って
失ってしまったときに
ひとはさかなになる
月だってゆら ....
砂まじりの夕焼けが
河口の水面を鏡にして
車のクラクションまでが
赤方偏移すると
空がどこにあるのか
行方を見失ってしまい
だんだん宇宙になるその正体を
冷たく知ることになる
....
シャープペンが紙を滑る音で
断ち切られる記憶が鼓動になる
遠い日、焦がれた痛みを愛しく思い
あなたの体は柔らかいという方法
私の融点を
花の名前を当てるように
ほほえみ ....
星の照らす薄明かりをたよりに
君の存在を曲線でみつめる
ぬくもりは確かにそこにあって
通い合うものもあると信じられるのに
息遣いも、髪のほどける微風も
すぐ隣にあると、心が証明しているの ....
皮膚が邪魔だ
熱だけが祭りのようで
街灯までが青白く貫く
ああ、皮膚が邪魔だ
この世界と私を
容赦なく隔てる
この外套を捨て去ってしまえば
多少は見苦しい液体を
ばら蒔くかも知 ....
たちばなまことさんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
(5)
タイトル
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カテゴリ
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日付
さかなのよる
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たりぽん ...
自由詩
32*
08-11-15
ユーリイ・シンドローム
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たりぽん ...
自由詩
11*
07-9-10
しおりの_わけ
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たりぽん ...
自由詩
16*
07-6-4
夜想原
-
たりぽん ...
自由詩
6*
05-7-26
この皮膚がなければ
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たりぽん ...
自由詩
14*
05-7-23
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