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猫もまだ眠れずにいる午前二時タロットカードを一枚めくる 寒い朝となりで眠る肉塊の寝息を聴く部屋　外に雨音



興福寺　阿修羅の像は真夜中も闘うように突っ立っている



いかりとかにくしみだとかねたみとか　ほしにいのってけしさりた　.... 薫るほど咲く街を見下ろして今
できればあなたを失いたかった 膨らんだ
腹と裏腹の虚しさが
溢れて伝う
涙一筋 誤魔化せず
開き直るが正解か
職場で漏れる
五十路のおなら 何度でも
プリントし直す
履歴書を
日付あちこち
書き直す度 海鳴りを昭和のドラマに聴いてゐる　鬼籍に入りし人偲びつつ 店棚にかはず飾られ賑やかに
楽器抱えて今や奏でぬ 昔の現場　知る人も減り

　一輪の花の前にてお辞儀する
髙任勇梓 Takatoh Yujiさんの短歌おすすめリスト（9）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
猫もまだ眠れずにいる午前二時タロットカードを一枚めくる- おやすみ短歌125-2-8
雨あがりの虹をみあげる＿生きてゆくのも悪くはない- 秋葉竹短歌225-2-4
まち- はるな短歌425-1-29
腹と裏腹- まーつん短歌225-1-13
屁- まーつん短歌125-1-13
経歴- まーつん短歌125-1-13
昭和- 紅茶猫短歌4*25-1-12
かはず２- 栗栖真理 ...短歌125-1-10
＿- 足立らど ...短歌224-12-25
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