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俺はずっとひとりだった
佐藤(仮)とサッカーをやるまで
俺は佐藤(仮)とサッカーをした事が無い
そもそも佐藤(仮)がサッカーをしているのを見た事が無い
だから佐藤(仮)がサッカー出来るのかすら ....
重い体をずるずる引きずる
生ぬるい風がどろりと吹き抜けて
自分の中の何かがさらわれた気がした
もう疲れたよ
寂しいんだ
どこかに寄りかかりたい
もう埋もれてしまいたいよ
山積みに ....
俺の片目は何時も赤いけれど
何故か知ってるかい?
兎みたいに
寂しいと死んじゃうんだ
知ってたかい?
と言うと
君は心底可笑しそうに笑って
それじゃあ
鏡の中に映るあなた ....
お前の髪の匂い
覚えたよ
お前の髪の匂い
覚えたんだ
他の女とは違う
わかるんだぜ
そんなお前に
死んだら何をあげようか
指輪かジッポか
それともこの骨か
何をあげようかね ....
外は春を告げる雨が降り出したので
虫屋さんで雨宿りをした
煙草の煙はたちまちに水の向こうへ消えてった
虫屋さんは黙って雨粒を数えていた
外は夏を告げる雨が降り出したので
どの部のかわから ....
灰色の夜明けに
屋上から飛ばした紙飛行機にのって
会いに行けたらいいのに
道には沢山の紙飛行機が墜落して
車にひかれてつぶれてる
僕はパンプキン
君はハニーバニー
二人で旅をしよう
車に乗せられるだけの荷物と
僕等二人だけを乗せて
キャディラック
ビートル
シトロエン
ワーゲンのバンだっていい
何だっていい ....