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乾いた灰を
ふるい積もらす
都市の息吹

鋼鉄とガラスの高層ビルの輝き
ターミナル駅の喧騒も
ジーゼルエンジンから吐き出される
車酔いの成分も

灰として積もる

夜の煌びやかな ....
今日もまた この店に来る
昔から栄えていた 商店街の一角

日が沈むと 
怪しげな ネオンが点滅して
どこからともなく もれる
男女の笑い声 娼婦のささやき

この店は 不思議
深い ....
樹木の陰が
けだるく映る

細い暖かな湧水が
濁りの池へ静かな型を決めて流れ込む

表面張力の曲線を孕み
丸あるい葉は
水面を押し分けて浮かぶ

黎明からひと時すぎた
小鳥のさえ ....
朝日を浴びた
午前のビルは眠る

ホワイトカラーは忙しく
陽のすがすがしい建物を行きかう
日々新しい計画をその通りに実行する

神経情報が生き生きと色彩豊かに
インターフェイスに表示さ ....
夕間暮れて 路地 細い道

地階への階段の踊り場にある
表現主義のポスターの裏に
アンダーグラウンドへの入り口はある

古びたポスターのすき間から
白くて軟らかな光は
水がはうように流 ....
垂れ込めた 雨雲の下
その街は 午後を迎える

あの路地を
右へ折れると尻手黒川線
左側は商店街

猫の通う 細い道
衣料を商う 廉価店や
まだ 人のまばらな飲み屋街

気の早い ....
渓流の音を引きながら
潅木の尾根へ向かう

苔むした倒木
ぬめり しめり
厳しく鳴く 色とりどりの小鳥

影 押し寄せる
山の霊気

汗 額を伝い
心拍はあがる

狂気のよう ....
浸りゆく
この黄昏に

街は慈愛の潮 満ちて

海から遠く 離れて
唸る 街に
古代の虫 発光し

アスファルトのタールは
原油のにかわ 舗装する

道をまっすぐに!

密 ....
沼に霧 立ち込める

そのように
寂しげな 繁華街の一角は
その 二階まで湿った汚泥
感情のむせび泣く 湿潤に覆われ

時は初夏
汚泥の沼に白蓮 
救世の観音
その華に座す

 ....
深く 長い髪の
水脈は 静かに 拍動する

たたえているのは
浄化の記憶

プルトニウムの鉱脈の下
暗く 白く 透けて
目のつぶれた白色の生き物
メタモルフォゼの呼吸

湖水の暗 ....
春の水を取り
渓流に足を浸すと

新緑の夏は 
そっと 足元を潤す
木漏れ日の交響を 響かせて

汗 拭く 額は生きつづけた

未だ来ぬ 時を
遡行する 魚にたとえ
君は詩を 夢 ....
境界のあやふやな 一日は
爪の間から 鱗が生えてしまう

空をつかむ その指には
退行の刻印のニキビ跡

  夕暮を透かして 茜色
  山の稜線が
  青く 遠のく
  空に雲は置か ....
我らは 語るべきだ
海潮の輝き
午後のけだるい 陽光を

夜は 底で 眠り
目覚めの朝露は打ち震えると知っている

我ら 踊る 身も心も捧げて
熱狂は 明日を作る
汗は額を流れ
濡 ....
骨に染み入る 発声音
旭日を呼び込む 題目で

冥王星の領域を侵している
種痘の接種をするようにだ

惑星の司る 過去 
核 ジェノサイドの無化を試み

惑星に題目を染み込ませ
鉄 ....
仄かに 風
責務を まっとうする 陽光に

五月 草木
いよいよ その 勢いを増す

光を受けきり たゆたう 我が身

午前の 陽光は 
ストレートに 清く
この身は しっとり 息 ....
夜が 遠く 
とばりを 降ろして

空が 蒼く ささやく

深い 夜の 入り口に
細い 雨音は こころを
遠く 誘う

真夜中は か細い 寝息に つつまれ
明日の約束は 夢でする
 ....
潮の闇
せまり来る

夜の底は
白く輝く
繭があるから

微笑みの絶えない
静かな 沈んだ 夜

離脱した 魂は
深海に 浮遊して

消えては 灯り
微笑みは 光

沈 ....
空 遠く 架かる
空に月
雲 風に たなびいて
消えていった

静かな 寝息は
繭玉のように
部屋に 浮かぶから

子守歌は 歌い継がれて

とっぷり 日が暮れた

夜の 十 ....
この 響きの 深く 
清めた 場所で
流れる感情の帯 旗として 掲げ

密かに 掲げ 夜を見詰めて
この 夜を祈り通し

星をいだき
星をささえ

深まる 夜ごと 夜ごと
闇が静 ....
LEOさんのアハウさんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- アハウ自由詩1207-7-11
この店- アハウ自由詩1007-7-5
睡蓮- アハウ自由詩807-6-26
レム睡眠- アハウ自由詩707-6-20
アンダーグラウンド- アハウ自由詩1607-6-16
その街- アハウ自由詩1207-6-15
山の胎- アハウ自由詩707-6-7
この黄昏に- アハウ自由詩1407-6-1
大白蓮- アハウ自由詩807-5-28
地下- アハウ自由詩707-5-24
渓谷に乾いた音が響く- アハウ自由詩907-5-22
片鱗- アハウ自由詩807-5-22
我ら_二足歩行の_花- アハウ自由詩707-5-20
冥王星改造計画- アハウ自由詩607-5-16
日輪_責務をまっとうし- アハウ自由詩707-5-5
今日は_今日だったから- アハウ自由詩607-4-24
一人_一つの闇- アハウ自由詩9*07-4-8
雲に月- アハウ自由詩11*07-3-30
この_響きの- アハウ自由詩606-12-17

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