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果てしなく続く乾いた砂地が
太陽の熱で温められ
そこに幻の水が出現するように
終わりなく続く乾いた心が
生きたいという気持で温められ
そこに幻の言葉が出現する
私の詩とは
そんな ....
あなたの唇と
わたしの唇は
近づけば引かれ合い
重なり合います
だからわたしたちの引力は
この地球よりも強いのです
月の引力で
潮の満ち引きが起こるように
あなたに近づくと
....
あんな色の
月の光に照らされては
わたしたち
色彩を失っていくばかりの
ようですね
あんな色の
夜空に月を浮かべられては
わたしたち
月以外にお友達が
いないみたいですね
....
私は時々
雑踏の中へと
足を運びます
人々の声と
足音と
それらのざわめきから
あなたのささやきが
生まれてくるようで
太陽の熱で
大地から水蒸気が昇り
その粒は集まって雲 ....
カシスが含まれたケーキを
よくいただきます
思えば私はあなたについて
とても甘い夢を見ています
逢いたいです
逢ってください
微笑みたいです
微笑んでください
口づけた ....
終わりが見えないほど
想い続けた夜のこと
私の中で舞踏曲が
鳴り始めます
もはや私のためには存在しない
あなたも一人の人間であることは
間違いないのです
だから私は人間にではなく ....
今日もまた
あなたのいない夜が来て
私の裸体に
常夜灯が点々と灯ります
あなたの吹きかける息だけが
ランプの中で揺れている
赤い炎を消すことが
できるのです
一つ一つ
あなた ....
私とあなたが
星砂の浜辺を歩きます
くりかえし
打ち寄せる波は
過去から未来へと
永く続いている
時の呼吸です
波に乗せられて
次々と浜辺に
打ち上げられる
星の形をした砂 ....