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最終バスは一番後ろの席に座るのです
何となくそれが習性になっているのは
そこからは町の様子がよく見渡せるからです
蒼い街灯の下でたたずんでいる
停車場の表示を運転手は調子よく
鼻歌まじり ....
空港の滑走路でイルミネーションがともると
もうすぐ漁り火の時刻
海の滑走路が開くと
夢のチャーター便がやってくる
透明な夕日が
沈む速度で赤方偏移
鎮魂の落日か
この国の落日か
ただあかく
遠ざかるほど
そう
遠ざかるほど
室外機 夏のプロペラ ぶんまわし 飛ぶんだいつか ビルのボルト引き抜いて
緑の木々がゆらめいたり
遠くのコオロギが聞こえるということ
低い雲が重々しく北へ向かったり
小窓でレースのカーテンがはためくということ
白い水鳥のひと群れが南へ進路を取り
黄色い砂粒 ....
風景だけが投げ出され
約束だけが投げ出され
虫の音だけが湿っぽく
すごした風景を箱庭に
閉じ込める
もう春、 桜は見ない
もう影、 五月雨を待たない
もう夜、 日光の鏡 ....
逆上がり
出来たのは
低い
鉄棒でした
窓のむこうに
降るのは
あかるい雨
夏の日差し
真っ白な雪
網膜の向こうで
立ちつくし暗転する
背中の音
いつも風景に
変移を求めていた。
わたしが変わっていく事になど
....
LEOさんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
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タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
最終バスの途中
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たりぽん ...
自由詩
12*
05-9-18
空港は漁り火の時刻
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たりぽん ...
携帯写真+ ...
12*
05-9-17
9.11_落日
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たりぽん ...
携帯写真+ ...
12*
05-9-12
飛びたい群れ
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たりぽん ...
携帯写真+ ...
11*
05-9-9
__僕に風がふくということ
-
たりぽん ...
自由詩
8*
05-9-8
_誰もいない箱庭
-
たりぽん ...
自由詩
6*
05-9-1
錆びた鉄棒
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たりぽん ...
携帯写真+ ...
7
05-8-20
きんぎょ
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たりぽん ...
自由詩
7
05-8-7
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