すべてのおすすめ
はたせなかったやくそくが
はたされないまま
はてまで
つくられたみち
はたして
はたされないものを
はたすことが
やくそくだったのかも
わからないまま
はてまで

初出 日本we ....
朝ぼらけかすみし山の冬木立
鼓膜に残る響き息の跡

ときはかねときあかねさす井戸端の
夕餉の支度暮れのにおいは

山の中静かに凍る湖が
数億年の冬眠を守る

暖冬に明日、明後日と大 ....
はじまりのおしまいのはじまりのおしまいのは(じ)まりのゆくえ、わかりませんとか云わないで

ゆくえ稜線のかなたまで染まってゆく、葉緑体のベンゼン環おしまいのは(じ)まりへ

まりみたいな月はど ....
師走は
わざわざおいでくださった
昼下の陽に
茶の用意だけ、が塩梅です春へ

師走は何かと気ぜわしく
あれこれすることが多いから甘めの紅茶を一杯飲んで
一息つきましょう
正月に失礼がな ....
慣れし故郷を放たれて夢に楽土求めたり
一度低く
故郷を放たれて楽土求めたり
一度低く
を、放たれ、土たり
いちど
を、土求めて
オクターブ
故郷求めたり

胸の奥底深く湧き水の波紋 ....
鍵をなくして
座礁した無人島の浜辺から少しせりだした夕日の淵で
釣りをするたびに地球を釣ってしまい
きれた糸の先に針をつけて
昨夜捕まえた痩せた月を餌に
じっと
新月を待っているような
 ....
ひとりは
紙飛行機からはばたいて
そらからひろがれよ野原
駅や車や自転車や花や人の夕暮れを
川面が反射する
いつかどこかに帰りたいように
単線切符240円
缶ジュース3本分で
買えると ....
部屋に椅子がある
隣に体育座りをした母がある
雲が青さを通り越して
手をとり椅子に導く、空は久しぶりね


玄関に並んだ靴
妻は夕食を作り、息子はトミカに夢中
1のつぎの靴 ....
玄関から
こうべをたれた季節がおじゃましますと
きづかぬうちに背戸から帰り
台所に置かれた熟れた柿をついばむ
鳥たちのカフェテリアが暮れ
初時雨にかじかむ指をとおし
その指で、かじかむ時雨 ....
投函された手紙のような
つつましい
アメージンググレイスは
手紙それ自身が読まれるまで封をされ
言葉ありき、a、α
胎の中でなくしたまま産まれ
ここが家だと、わかる
教えてくれたもの、人 ....


夕空と海の混じり合うそのすきまに
すべり込むうみどりの影のさみしさ
赤い包みのキャンディーをポケットから取り出すと
口に入れる間もなく
風景に溶ける




”ちかみちは ....
午後ティー淹れたティーカップ
祝日の遊園地
中も外もまわるまわり
衛星カメラを
反転させても
とどかない
銀河系のベランダに
望遠鏡を置く
砂粒をあつめたティーカップが
暮れの手前で ....
おはようこんにちは良い天気ですね
今日はどちらまで山の麓まで
麓からこんにちはを通り良い天気ですね空は
高いですねから山頂より大気圏の向こう側まで
空のおはようからかなたへ

今朝はえいえ ....
サァサいよいよはじまるよ
秋の大綱挽きまつり
山が勝てば豊年満作海が勝てば大漁旗
ヤムイモウコンシロウリマコモ
マグロにハマチ、ミノカサゴ

スイサァースイサァースイサァサァー

サシ ....
海さんのwcさんおすすめリスト(44)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言葉遊び- wc自由詩923-12-19
- wc短歌10*23-12-14
- wc自由詩5*23-12-4
お正月- wc自由詩4*23-12-3
鏡川- wc自由詩8+*23-12-3
- wc自由詩11*23-11-26
単線- wc自由詩4*23-11-21
即興4行詩- wc自由詩1223-11-12
無題1- wc自由詩5+*23-11-7
アメージンググレイス- wc自由詩1023-11-7
なないろ、五行歌風- wc自由詩10*23-11-4
午後、静物- wc自由詩423-11-4
開いたままの- wc自由詩223-11-2
タイゲーム- wc自由詩523-11-1

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する