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海の泡になって朦朧と夜を渡りたい
明け方を待っていたあの頃のようにうたた寝をしながら
海岸に打ち寄せられた残留物は思念波を発している
思い出を手繰り寄せてはみるものの
何もかも元には戻らな ....
生ぬるい水滴が顔に当たる
スコールのせいでグロテスクに地面が陥没する
逃げるように
雨を避けて
ヤモリがへばりついてる
軒下のアクアリウム
傘を忘れたから
家に帰れない
....
指先を太陽に翳して
陽の光の中を着物の着崩れを直しながら歩く
隣町まで足を棒にして歩いてみたら
少しはこの気持ちが楽になるだろうか
茶色い茅葺き屋根の家を過ぎて
長屋を横目に見て
空き ....
ルルカ newさんの久遠恭子さんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
海の泡
-
久遠恭子
自由詩
3
23-10-2
突然のスコール
-
久遠恭子
自由詩
3
23-8-27
名もなき花
-
久遠恭子
自由詩
13*
23-8-21
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