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{引用= グラフ化される こころのなか
 それは まるで心電図のよう
 きのうであったものが 季節の符号に置き換えられてゆく
  ひと、おしながされてゆく
 ぼくはしあわせでした
 遠い .... 
{引用=
夏、相変わらず
碌でもない 夏
ことしの夏は
ニューオーリンズで
スノーボードしてる
ゆめをみていた
ことしの夏は
アラスカで
熊狩りをしていた
夏 ことしの夏は .... 
{引用=こんなにも遠くの土地の
バスの停留所で
傘をさしていた
 ゆめのなか
ノイズのなかの風景の
砕けたアスファルトから
視える空は
雨粒に浸透 .... 
{引用=(𝘭𝘦𝘵𝘵𝘦 𝘳)
ユウヒはとてもかわい よね さいきんなにしてすごしてる の ぼくはさいきん読みものしてる さいしょはわから なくて しらないことが少しずつわかるようになると これまでそう .... 
{引用=
いつからか、おなじ風景をみていて その光景が、なにか いつもと違っているような、そんなふうに想えるような どうしてか、陽射しの注ぐ よく晴れた日のこと
 ひとの話し声や、遠くのひとかげや .... 
{引用=
いつからか生きていて、
それから
名称のない日をきょうもおくり、
ゆくゆくの事も
少しは考えるけれど、
いつか
夢の
なか
ゆめにゆられて
ゆめの
なか
の
ような .... 
{引用=音}
 拾ったノート
 裂かれた紙片
 路地裏で思案する
 この筆跡は、
 群青に滲むヤドカリの砂
  いまに消える声
  ゼンマイの破片
 砂利に、ちいさな仔犬
 .... 
{引用=
   日々のいたみを忘れるように
   ときおり視野の淵をはしる線
   四季の陰影をかなでる奏者
   モノクロームで、ことたりる
   もう
   彼方からの
   .... 
{引用=
あの日 ぼくは くうきの なかに
浮かんで いました、
次第に 浮かぶのに
つかれる ように なりました
(なった のかも しれません)
その .... 
すぎさるものいとし
いつものみちよるべなく
てのうちいれた指の
すぎるもの零れぬよう
はかりにかけるちのこえ
わすれてに仕舞う
いちぢくのみの爪さき
海のうちおちてくみ
ゆうど .... 
{引用=
 そのことについて
その後のことについて
しゃがんで空を見た
 そこには何も無い。
そのことがそのあとにあったのであれば、
その前のことを想像しま .... 
もはや零戦、
向いにたなびく羽根
とおりの母屋
の棚
そっと舞い降り
  終着地
辿りついたのは
       平屋の
     墓地
 置き忘れたもの
    戸 .... 
 目が覚める
生存しているのは誰か
 私とは誰なのか
空気の中を漂って
 街道に迷子している
雲間に揺れている
教えてくれないか
 何処にいるのか
誰がいるのか
 今も何 .... 
  ・{引用
            ⚪︎}
   波音 のない夜の海の
   靴底の湿りけ。
   波の 、{ルビ音=ね}に
{引用=
    𝘹 }
{引用=なにも 想うことは  .... 
砂を、食べている
無限に広がる
砂漠で
時々蜘蛛を、見つける
その、内臓も食べる。
そうして今日も
照りつける太陽に焼かれて
流れ出る汗と熱に
揺れる視界に
方向感覚 .... 
{引用=
  ぼく に は わ
  かる   、
  きみの かわい とこ
  が 、
  何処かで 失われた
  ないぶが
  表皮の裏側で
  うずくまって いる
 .... 
 煙りのなか、ただ どうしようもなく佇んでいる。
 煙り、のなかに、ただ、どうしようもなく
 灯りはある、そして機械がある。
  機械的に機械するわたしは機械ではない。
 .... 
水の 
なか
に、
泳ぐ
鳥
記憶のなかを
 明滅する光
濾過されて
 蒸留する
西へ、
それから再び東へ
ゆく鳥は
籠を抜けて
飛び去った
 八月の日 .... 
夢のなか
表紙を開く
夢のなか
雲の詩篇
夢のなか
破られた紙片
夢のなか
遠い所にいた
夢のなか
爪で弦を{ルビ弾=はじ}く
夢のなか
 .... 
 羽氵、。
はじめに幻の
景色、の虹  。
の掛かる書棚に
零れおちる埃
、砂の
粒で
/眼が霞
むから
すり抜けて 透過する
そこに は、存在しない
永遠の向こ  う岸 .... 
『
 たとえ どうして 流れを {ルビ留=と}める 事 は できない
 時計の 針の {ルビ音=おと} あかい 水 あのときの 紫に 覆われて
 過ぎ去っていく その ことを 情景の 景色に .... 
 雨
 {引用=水}
  に
 針{引用=が} 蟻
 革
  の本
 インク
{引用=は}
 柔らか
{引用= 𝘪𝘵}{引用=+}
 刻印
 香料 .... 
いまとなれば
遠いおはなし
うすい膜のなか
半透明の階段をのぼる
(あしおともきこえない)
くうきの浸透圧で
うかぶ猫の蒼い眼が揺れる
水の音が、間隔をおいて、したた .... 
波がそよいで
靴底に、沁みる
遠い水を{ルビ浚=さら}い
 海が伝う。
    {引用=あの日}
そっと {ルビ掬=すく}い
手の内にきえる
一瞬、少 .... 
 
それ は 、無言、の内に
、声 、を発する
なにも 語らない 、有機的な 沈黙 、
 そういうものに 触れていた
雨に、 打ちつけられて
 そうして佇んでい ....