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その時に何を考えてるかなんて
そんな野暮なこと聞かないでよ

あたしはただ数を数えているだけ
何も考えないし
あたしは眠らない

どんな男でも
眠っている顔だけは
妙に愛らしいこ ....
木漏れ日がもしも零れて落ちたなら
        享けとめるためまつ毛をカール


ハリウッドの女優気分で歩こうか秋色緋色の絨毯の上


空高く群れる羊を追いかけて風の尻尾を捕ま ....
その
ひぐらし

アコーディオンがたからもの
ヒトの喝采むさぼって
どこふく風のねなしぐさ
ゆらりと浮世をやりすごす


あれは
キリギリスとしんせきだったかねぇ

そ ....
寝顔だけは
どんなことをしても
取り繕えない

赤ん坊も
うら若き乙女も
お髭の立派な紳士だって
枕の上ではあどけない顔をして

お医者さんも社長さ ....
私という曲線をなぞる
薄っぺらな影が
このまま溶けてしまわないように

望んではいけない
夜を越えてしまった

私ははしたない女ではなかったかしら
未練がましい女ではなかったかしら
 ....
静寂の海
咲いて波間に
ほの白い影を落とす月

寄せる波は
真夏の喧騒
返す波は
秋の訪れを
それぞれに伝えて

移ろう季節を人知れず
見送り
迎える

久遠の光は ....
降り立った駅のホームには
潮の匂いの風が吹いていた
タクシー乗り場では
タオルを首に巻いた運転手が
ワイシャツには不釣り合いなほど
日焼けした顔で機嫌よくドアを開けた

エア ....
まどろみの中で貴方の去る気配感じてみぢかき夜を恨みぬ

白肌のうるおう術も知らぬまま落ち逝く沙羅の姿さやけし

雨の矢に毒を塗りたし恋ごころ睡蓮泣きて梅雨雲を呼ぶ

星合ひの前夜に胸の ....
からっぽだから
蒼いの

とうめいな翅を
ふるわせて
飛んでいったから
からっぽなの

埋めようとして
あなたが
抱いてくれたとしても
満たされないの

満たされない ....
それは追いたてられるような感じ
逃げても逃げても
どこまでも追いかけてくる
果てしのない鬼ごっこ

それは流されるような感じ
遡ろうともがいても
急な流れに飲みこまれて
なす術もな ....
降りやまぬ雨の重さにうつむきし額紫陽花より珠の零るる


泥濘に踏みにじられしすいかずら晴れない空と泣かないアタシ


わたくしが果てたらどうぞお食べなさい林檎の花は楚々とほほ笑む
整然とあかしろきいろに並べられちゅうりっぷこそ花壇の象徴


ほの甘き蜜を湛えし満天の星空の如どうだんつつじ


きゃあきゃあと囃したてられ頬染めてのうぜんかずらの下でうつむく
 ....
紫音さんの落合朱美さんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
a_Prostitute- 落合朱美自由詩11*05-11-2
プロムナード- 落合朱美短歌14*05-10-14
ひぐらし- 落合朱美自由詩11*05-9-22
寝顔- 落合朱美自由詩12*05-9-15
背徳- 落合朱美自由詩10*05-9-13
海に咲く月- 落合朱美自由詩14*05-8-19
帰省- 落合朱美自由詩13*05-7-29
半夏生- 落合朱美短歌15*05-6-25
うつせみ- 落合朱美自由詩11*05-6-17
日常- 落合朱美自由詩4*05-6-9
花いろいろ_2- 落合朱美短歌6*05-6-2
花いろいろ_1- 落合朱美短歌4*05-5-30

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