すべてのおすすめ
退屈は体育座り訪ねてる
銅像も想像力をもっている
街灯のような居場所だった記憶
風の中でふいに生まれる 星明かり
ひらがなでかいたてがみがさわがしい
曖昧な目のはしっこに雨が降る
もういいぜ 色の呪いにノイローゼ
手に入れてからっぽを忘れてしまう
童話読む 瞳に埋めた古里で
失った春の言葉を集めてる
日本語でしか草原を見ていない
語らない人と暮らしたひとりごと
落とし物 すいめんの樹が揺れる音
暖かい色の青空息をする
詳細は潮騒の中 塩触る
足先に一足先に咲いた花
久しぶり 日差しの丘に日々が降る
ゆるゆると柚子が湯舟でゆれている
ユーラシア大陸と言うらしい島
まざまざとさまざまなサンマ浮かべてる
人間に成れない人と慣れる人
伽藍堂 からんと鳴らす音がした ....