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我が北大路家は 代々 京都守護の仕事をしている

昔 空海が張ったとされる結界を 現在は父が張りつづけてる

私も中2の頃から仕事を手伝い始めている

結界の保守・管理などが主な業務

 ....
どうでもいい
どうでもよくない

理解されたくない
理解してほしい

なんだか
なんだか

若々しくって
苦々しいわ

気のない振り
でも気がある

すべては手管
すべ ....
まいあさ
いちばんさいしょにたしかめる
まどべにころがった
こいしたち
ざらざらで
しみがあって
いびつなこいしたち
だいじょうぶ
なみうちぎわ
あのとき
あんなにきれいだった ....
甘くない綿菓子が
細い線となって
時を紡ぎます

堪えきれずに
少しかじると
ただそれは消えるのです

甘くない綿菓子が
丸く光って
ことばをふくみます

離れられずに
そっ ....
雨が降ると複数の穴から
水が漏れて
まるで
滝のように降ってくる

温度変化の激しい夜は
風邪を引きやすいから
ご自愛下さい
三寒四温の季節には
そんなことも書簡に認める

複数 ....
家に帰ろう
そこには
なにもなくても

買ったばかりのソファ

ごろん
天井に
幾何模様を
いくつも描く

うまく
伝えられないね

ただ
あなたの存在に
ありがとう ....
胸いっぱいにすい込んだ煙を
  青空にはきだした

煙はやっぱり雲にはなれなくて
   風に巻かれて消えちまったよ

煙草もあと三本
    僕は君を待ってるんだ
この公園のまんなかに ....
その手にぎゅっと抱かれた瞬間
小さなラットになって走り出したかった
全否定する愛に包まれたのだ
しかもそれに身を委ねる

目を瞑る
どうにかなるさと誰かが話す
どうにもならない
あたし ....
真昼の月の白さ程
僕の心は精錬ではないのです

真昼の月の朧ほど
僕の仕草は控えめではないのです

今見せた手は汚れているでしょ
決して仕事で付いた汚れではないのです

それでもつい ....
雲間から射す光は空の
星がちらちらと瞬くのは
木々が揺れるのは風と木の
霧雨は雲の
私の涙は
あなたが私の手を握るのは
祈り
小さな祈り


ここに存在していることの
 ....
青い檸檬は
いつかは
黄色くなるんだろうか

低い鼻なのに
鼻先が冷たくなるのは
何でなんだろう

金の亡者になった頃
何不自由しなくなるのかもしれない

教訓は
身に凍み込む ....
会いたいと訪ねられても
指先に止まることさえ許されなくって
いつだって
危うげに空を舞う
今年も
冬は来る
ことばは
しずかに
すべりおちていく
せなか
まるく
じてんしゃを
あめのなか
こいでいく

だいぶたいりょくがついてきた
さかをのぼる
としょかんへいくんだ

しはまいにち ....
空が桃色に染まったのを見たことがある

空が緑色を帯びているのを見たことがある

こどもは

この世が終わるかもしれないと思った


親は

いつもと変わらずに

うるさい
 ....
雨が落ちると はやくも雪になるかもしれないとおもう
雪がみえてきたら どこかに行ってしまおうともおもう

今 足下は 鳩の糞とかガムとか $100の犬の糞とか そんなもんだよ 

誰も そん ....
涙を流すことを 忘れないでいて

なによりも きみのために
銀河の片隅で
宇宙は小さな膨張から始った
化学は破裂することなく
世界を束ねては爆発させて
ひとつの塵を生み還す

綺麗な流星を眺む人も
擦り切れながら火花を散らす隕石の光子
美しい変 ....
東京へ行くはずだった

駅の構内アナウンス
上りの新幹線に乗るために
開かれた空間
私にも開かれている
コツ コツ コツ..
自分の靴音を聞いて
自動改札をぬける毎に少し緊張
ホーム ....
ひらひらと迷い込む木の葉
切り株で一休み
「こんにちわー!」なんて何も知らず

暖かい微笑みで
「十分休んでおいき」と言った
切り株の声、コントラバス

奏でる物語に聞き惚れて
切り ....
小さなピンクのつむじ風は梅雨前線をくすぐり
日本海に柔らかな雨を降らせた
灰色のおおきな背中を撫でられて
海はじっと沖を見ている

昼前にここ数年の病歴を書き込んだ診断書を
提出すると ....
 僕の夜に
 胸のコップをなみなみと満たす
 コカコーラ

 みみをすます
 「ココニイル。」
 泡ぶいている
 「ヒトリダ、ヒトリダ、」


 コカコーラ・Listen
 胸を ....
雨の日は
耳になる

秋は死に
鳥は黙したまま


はじめから
世界は
満ちることなく

ぼんやり
霧にぬれる
地球と鳥篭
ふぁんバーバーさんの未詩・独白おすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
京都守護- 北大路京 ...未詩・独白14*07-6-11
ぁーあ- 実夜未詩・独白106-11-25
こいし- アンテ未詩・独白406-10-20
綿菓子- mayaco未詩・独白206-10-15
複数の穴- あおば未詩・独白8*06-8-16
家に帰ろう- umineko未詩・独白7*06-4-8
君を待つ休日- なごまる未詩・独白3*06-3-22
秒針が響く- 春日響未詩・独白206-3-9
- maumi未詩・独白1*06-2-13
小さな祈り- イオ未詩・独白2*06-1-4
青い檸檬- 蒼木りん未詩・独白605-11-29
おとづれ- ひより未詩・独白6*05-10-18
すべりおちていく- 石川和広未詩・独白7*05-9-11
親はいつもと変わらずに- 蒼木りん未詩・独白2*05-4-19
雨が落ちると_はやくも雪になるかもしれないとおもう- 捨持未詩・独白2*05-3-12
無題- 未詩・独白105-1-26
宇宙の落ち葉- つきのい ...未詩・独白905-1-13
東京へは行けなくなりました- 蒼木りん未詩・独白4*04-12-27
森のコントラバス(追悼:武力也さん)- 木葉 揺未詩・独白604-12-7
台風四号は四国沖で温帯性低気圧になった- まんぼう未詩・独白604-6-12
『コカコーラ・Listen』- 川村 透未詩・独白604-6-10
記憶- 青色銀河 ...未詩・独白503-11-2

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