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或る雲の
雫が揉まれて
濡らされて
塗れて流す
村雨よ
明かす日に
落ちた雫が
乾くまで
再び降ることを
願わぬ
今はもう聞けないテープを出してみるネットラジオのなつかしいジャズ
どこにも行かないバスに乗りたい。君の拙いお弁当を持って。
雑草といっしょに雑草以外のものも抜いた真夏の裏庭
家に帰る途中、下水道工事をする父を見かけて手を振る
ノック ....
あか抜けたる通りにありて煙草屋ののど飴賞味期限切れなり埃もかぶってるし
賞味期限過ぎしのど飴べたつけど人に見せては共に食いけり
そも我はシャッター閉ざす軒先でパソコン開き居座りをりき
....
深海に響くサイレン 旋律のようなうねりはやがて波へと
呼吸ひとつ躊躇うほどの静寂に抱かれて眠る幼い嵐
海水に混ざれぬ雨が沈みゆく マリン・スノーの一粒として
なにもかも蒼 ....
夏の陽に ふと振り向いた我が恋は
あまりに異質で けれど愛しい
この恋に 気づいたときは 手遅れで
命かけても あきらめられない
なんとなく 落ち込む夜 ....
もしかして 君は信じているのかい?
「未来は変わる」 「世界は変わる」
貴方には 見えないのかしら? この私
「未来を作るの」 「世界を変えるの」
....