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透き通る鎖骨のような校庭に夢散りつつもサクラ満開

図書室から盗んだ『モモ』を脇差に 時間密度が高いきみだね

「祝日の明日は晴れとなるようです」予報士さんの旋毛二つだ

線影が砂場にく ....
ひたすら壁にむかって投げ続けた
ひとりだった
みんな学校へ行っていた
じぶんのふるさとをこうして
時々
思い出す事がある

電車が通ると夏草がゆれた

およそ色んなものが
おもえば ....
よく知らないまま
パンダの{ルビ星星=せいせい}のぬいぐるみが届く
朝の番組で
こどもにも大人にも人気らしい
開封し即おもった
「ちっさ」
でもぬいぐるみって大きいの高いし
ギリだよなこ ....
もののあはれとはそれは
風の包帯
先だつ批判をやわらにつつみ
まるで
{ルビ苫屋=とまや}に吸われるもんしろ蝶
ひなたの蜥蜴
春の
ことぶれとも
鎖で繋がれた折りたたみ自転車(通称キュキュ)を
散歩につれていったアトー
どこか遠くの外国の人のような名前
でもれっきとした日本人
キュキュは電信柱におしっこを引っ掛け
ほかの自転車にううう ....
プールの底からみえる
陽にゆれる水面
一篇の詩さえ
書けないってどういう事だろう
浮上とは何です、この場合
ミューズよ
この服を脱ぎたい
そうしたら
気のいい単語と
すこしの助詞や助動詞たちを連れ
ピクニックにいくんだ

パラソルの下で
サンドイッチを食べる
貝殻を覗いて
蟹を見つけたり
珊瑚や不思 ....
たくさんな人のたくさんなこころ
そのどれをとっても
たった一つのものだ
少し離れていればよだかの星か天の蠍に
それは
見えるけれど
近寄ればすぐ灼かれてしまう
ぼくはあす
近くのBOO ....
あなたが深く絶望するとき
世界は絶望するけれど
その世界はぼくの世界とは違うのだけれど
そのことでごめんなさいと思うのは
あなたの絶望の世界のなんだろう
ぼくは
まあこんな人間でやってきた ....
ごまたれ3さんの道草次郎さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鎖骨の庭- 道草次郎短歌3*21-2-11
ボール投げ- 道草次郎自由詩10*21-2-11
星の遅配- 道草次郎自由詩4*21-2-9
ことぶれ- 道草次郎自由詩11*21-2-9
アトー- 道草次郎自由詩5*21-2-8
問い- 道草次郎自由詩6*21-2-6
この服を脱ぎたい- 道草次郎自由詩8*21-2-1
本を買うんだ- 道草次郎自由詩4*21-1-22
水は流れるところへ流れる- 道草次郎自由詩7*21-1-20

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