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                                   │       ....
                                

                                             かろやかに私の肌を包み込む羽毛よ
  ....
    黒い背中を見ている          つい
                            手は右に折れ
 こ
 れ
 は  ~
               猫の毛 ....
 ,234、ねえ昔は一歩遅れて裏口からついて行くのが審美眼みたいに重宝されて、今では同時にスタートして、いいや、1、231、231、と先にフライングしても許される時代なんだから、置いていかれること .... これは独白ですよ。たぶん。嘘は混じり込んでいるとも。もちろん。想像してみたくなる。いや、自分の死なんて想像してもつまらないものですね。幾ら考えたところで当たるわけないもの。なあんて、しかし捨ておけない ....                              
                                    わたしが傷ついたのは斑にみる視線
                ....
冬眠から目覚めたクマが一番にやらなければならないのは歯磨きだ。それから税金を申告に行く。顔を洗い髪の毛に櫛をあて下着を履き替えるともうこんな時間だ。できるだけ先のピンと張った歯ブラシを見つけて蜂蜜 .... 詩らしきものを書こうとするとつい指先が躓いてしまう
あたまのなかで指先を動かせばそうじゃないよと笑ってしまうものもある
誰かの詩らしき言葉の綴りを読んでは逆立ちのふりをしている自分がいる
  ....
                     月に葉隠れとはいうけれど
      そぞろ虫の影におびえる酩酊者 

道端で眠る小地蔵が倒れて 
 まだ青い無花果の実が零れ落ちている 

 ....
 これは季節感のない冷蔵庫
   一定の地位を占めるドライフルーツは罪なのであります

森の中で目覚めたまま立ちつくす僕のハムストリング
                          ....
鮫がいたんだがな
 とポケットをまさぐる
 何もなかったので有るふりをした
  洋ちゃんがそれを見て大きなあくびをしたよ
 何もないくせにポケットだけがふくらんでいる
          ....
LUNA SEA

月よ、母よ、死が近づくにつれあなたがしだいに大きくみえてくる

あなたは海を誘い 海を呼び戻し

月の木陰でわたしを見送る

小さな震え

LUNA AND ....
グレーのスーツが似合う彼女は普通のお嬢さんで
普通の家庭に育ち普通に教育を受けてきた
彼氏の部屋は引っ越しをしたばかりで
壁はまだ白いまま放置されて無口のままだ。
 まだ片づけてないけど、 ....
 モリエールからドストエフスキーへ至る僕たちは人間が嫌いだった

鳶から揚げをもらってありがとう。宇宙から見上げれば重量の力を借りているだけそれだけだからこの不安は不安と入り混じれば風船は鳶を ....
煙の中で呼吸する人々は光を求めて彷徨い歩き
常に携帯の鳴り響く音が耳の穴で聞こえてくる
それは風が運んでくるざわめきだと知る術もない
いま、お悔やみのメールが届いたね
地球の裏側で暖をとる ....
広島では二十歳を過ぎると自分のことを(わし)という。これは三十を過ぎても六十を過ぎても変わらない。
(わし)の僕は僕という時期を過ぎても俺という呼び方が少し足らなかったような気がする。
俺、な ....
眠るように死にたい
そう願うのは人間だけじゃない
夜行性の雀蛾や鼬鼠
         僕と私
昼寝する象海豹だって同じこと

真夜中に他人目(よそめ)を避けて歩く人々に万歩計は要らな ....
昼下がりにはジャスミンが潮風に混じる。それを鼻で大きく吸い込めば息を吹き返すのが日課だ。
仔ネコのマタタビが先に声をあげた。

(旦那、マテガイの旦那、そろそろお腹が空きやしたぜ)

そ ....

   言葉
挨拶  曖昧愛人
朝の意味  後残り半分
意味の不調  雨降る雪降る
裏社会の生活  家帰る途中で
駅東口順昭地区  色空間情報交換
親同士合併問題解決  音感知機能 ....
歴史的射文字でHOSHIを訪ねてみよう
 
 蠍座テルモ委員会が眼を通してみましたよ に対して丸をする
  万程度高い           評価基準を加味すれば    人物情報交換可能状態の ....
バチ当たる 罰が下ると言われても
無二歳 無碍にする
仏様だろう 神様だろうが
当たるも八卦当たらぬも八卦
知ったことではない托鉢の植木鉢
銭をくだされ世阿弥様
信じるには価しないよ  ....
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥食 
                  無目 
                              ‥‥‥‥‥‥‥論点
奇数‥‥‥‥ 溺れかけて浮い ....
ワゴン車の室内(扉は開いている)

ディレクター
「鶴瓶さん、鶴瓶さん、今日はとびこみという設定で、ゲストは秘密にしておきますので、よろしく、」
鶴瓶
「誰や?」
ディレクター
「だ ....
 !と?喧嘩して=で振り返れば諦めもつくの

洗濯機の下から水があふれ出してきて
ホースが切れたのかと思えば流し口に糸屑がたまっていただけ
わたしが馬鹿だから気づくのも遅かったんだ。

 ....
藤棚をみて終わりにしたい

そう思いながら隣の庭が消えてしまう

積み置かれた状況 不要物 

必要なものだけを鞄に詰め込んで

きみは何処へ行くというのか

即興で書いている ....
夏は獣臭い草叢を引きつれて僕の夜がはじまる。この湿気は妄想と戯れる暗闇の伴走者だ。チッまた羽虫が眼に飛び込んできた。
勢い急いで立ち止まれば大きな白い鼠が音を立てて、手前のブロックには壱メートル ....
              じっとしていろ
子供のころはよく言われた
      じっとしているのが苦手で手脚が     鶏
                        僕  みたい
 ....
夕べサマルカンドといえば聞こえもよく浮かんでくるのは撥弦に響く白い砂と一面の青さだろう

つい眼を奪われてしまいたくて昨日閉じたカーテンを少しだけ開けて眺めてしまう癖に

薄い夜の帳には光 ....
真夜中の、それも特に舗装もされていない道には気をつけることがある
これは僕の中にあるよくない傾向なのです
たとえばお金を拾うことは先ずないし(暗いからね)
本物の幽霊をみることもない(きみは ....
急流に傾く一途に揺れる岩 頷き
少年は片足を乗せ真っ直ぐな視線に耐えていた。
重層な雲に覆われた街の歴史的建造物
白蕗の羽織で啜る軒先茶屋の框
  まるで、ピラミッドから眺めているような視 ....
田中宏輔さんのアラガイsさんおすすめリスト(106)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白髪博士「空白に強張るわたしの指先」- アラガイ ...自由詩5*24-3-21
やわらかにも- アラガイ ...自由詩8*24-3-19
TEXTURA- アラガイ ...自由詩6*24-3-19
、ぐるぐる巡る- アラガイ ...自由詩7*24-3-17
仮定/ひとつの言い訳(死を下見して)- アラガイ ...自由詩7*24-3-11
水曜日には幕をあげる- アラガイ ...自由詩6*24-3-11
クマの申告- アラガイ ...自由詩5*24-3-11
お粥- アラガイ ...自由詩11*24-2-25
いやおい- アラガイ ...自由詩15*24-2-18
WAKE.UP.TO悪夢- アラガイ ...自由詩12*24-2-14
ポケット- アラガイ ...自由詩11*23-9-24
LUNA_SEA- アラガイ ...自由詩9+*23-9-23
白い壁の女- アラガイ ...自由詩7*23-9-22
戯作者からメッセージの付録- アラガイ ...自由詩7*23-9-22
灰神楽に売胡座- アラガイ ...自由詩6+*23-9-20
一昨日後ろの僕と- アラガイ ...自由詩4*23-9-20
夜の興亡- アラガイ ...自由詩13+*23-9-17
フードファイター- アラガイ ...散文(批評 ...3*23-9-15
ピラミッド/隠室- アラガイ ...自由詩11+*23-9-12
壁画- アラガイ ...自由詩5*23-9-11
お鉢にしてみれば同じこと- アラガイ ...自由詩6*23-9-11
survive- アラガイ ...自由詩6+*23-9-11
鶴瓶の家族に完敗「小シナリオ」- アラガイ ...散文(批評 ...3+*23-9-7
カワウソ- アラガイ ...自由詩10*23-9-7
それだけのこと- アラガイ ...自由詩14*23-9-7
誤記振りの根性- アラガイ ...自由詩6*23-9-5
やじろべえ- アラガイ ...自由詩14*23-9-4
往生際のわるい窓ガラス~レトリック編- アラガイ ...自由詩5*23-9-4
快便な生活(応答風に)- アラガイ ...自由詩6*23-9-3
不本意な三角形の乱立- アラガイ ...自由詩9*23-8-28

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