すべてのおすすめ
雲は魚/
白雲が透けるほど気持ちよくのび
、春の日差しに溶け込んで
、青々とした若葉も
夏の陽炎に揺らいでしまう
通り雨に映し出された虹の橋も
、亘り切る。弾けて消え ....
両手で作り上げる天罰に、未来などない今
喚呼ゲゼルシャフトの落書に凌辱の喇叭を
花鳥山海にたらしめる、すばらしい収束点
砂の海に水光、青海原の天使は悠久と解く
呪われし ....
雪が溶けて春が来る頃に浮かぶ
口を噤んだ無垢の棘を重ねた
片羽を雑草で包んで置いた
サイレンをレコーダーに繋いで
逆巻きで転がせたらいい
たわいないみちの片隅で声を落とした
何事もなく ....
ずぼら一夜は古く染み渡り多くを喋れない
新しく注ぐ液体に有る、
天体は衝突した
一対の豚とモノラルを舐めるようだ
片耳のジャズを覗き見る、
左右は甘い、
よく儲かる香炉から外れている胚芽 ....