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いままでどれだけ花が散るのを観てきただろう
いままでどれだけ雲の移ろいを観てきただろう
ぼくはいまだ彷徨い 戸惑い {ルビ躓=つまづ}きながら歩いているよ
いまはどんな辛い事も嬉しい事も楽し ....
オレは世の中の99.9999%以上の事象を知らない
バカで バカで どうしようもないバカなのだ
酒を飲んではくだを巻き
夜の闇に溶けるだけ
たったそれだけの存在を
月だけが優しく頬笑んで ....
ほとり ほとりと
冬の 路
ぽつり ぽつりと
{ルビ詩=うた} {ルビ謳=うた}い
ほろり ほろりと
{ルビ啼=なき}き 濡れて
おーい おーいと
友を 呼ぶ
枯れ ....
行きゆきて
独り旅路の
白い道
蝉しぐれ
岩の清水を
手にすくう
笠あおぎ
入道雲に
息をつく
酔い酔いて
ひとり旅ゆく
枯れた道
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