目の前に置かれたコップに
  なみなみと注がれた透明な夜を
  一息に飲みほせば
  僕はもうすっかり自由になれる
  高い窓の鉄格子の隙間をすり抜け
  出ていける
  幽かな光 ....
翅をむしって
ただころがってうごめく虫になりたい
じぶんの体をずたずたに引き裂いて
ざくろみたいなかけらになりたい
そうしたらここからわたしは
自由にとんでゆける
と思う

歯を剥いて ....
時計の針が進んでいく
カチカチ音をたてて
時間が進んでいく
目に見えない何かが

境界線は
人が作ったものだから
自然の中では不自然で
その象徴が
時計なんだと思うんだ

時計の ....
誰にも殺されたくはありませんからね
勿論
誰も殺したくはないです

普通に
人間やってきましたから
これから先も
普通に人間やっていきたいですから

誰かに殺されたり
誰かを殺した ....
大きな雨が一滴、地球へ落とされた。
ピペットでポタッと、宇宙の理科室から。
もちはるさんのおすすめリスト(35)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
出ていける- Lucy自由詩7*20-3-25
木偶の坊- うみ自由詩120-3-25
時計の境界線- 卯月とわ ...自由詩120-3-25
看板と岩盤- こたきひ ...自由詩320-3-25
大雨- クーヘン自由詩7*19-10-13

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