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空気清浄機が夜を吸いこみ始めたから
眠たげな目をした太陽が今日も出勤する
夜はなんだか悪いような気がして
なにもしていないのにごめんねと謝るんだ
僕はその表情に僕を重ねて
洗面台の前でひとり ....
数年ぶりに姿を現した魚が街を襲い
道路には生臭い空気が漂っている
僕は右手にファブリーズを持ったまま
身動きできずに立っているんだ
もちろん今朝、家を出た瞬間から
自分のズレには気づいていた ....
みんな幸せなんて嘘
笑顔がいっぱいなんて嘘
僕らはどうしようもないから繋がっていて
どうしようもなくバラバラだ

だから福祉は
僕らをどこにも連れて行かない

みんな一人で歩いていって ....
シャフトの部分が少し古びて

錆の匂いが鼻をつくとき

お気に入りだったと気付いてしまった

こんな気持ちになりたくないのに

水無月の空が私をしとしと待っている
文明はひた走る
未来へと伝達する
時をドラマにして
空間をひとつにして

進め、近未来
お前が一番近いのだろう
神様がいるところまで、どうか
連れてっておくれ
朝5時30分
げっ歯類の歯磨きが始まる
シャカシャカ シャカシャカ
繰り返すリズムが小気味好い

ユーモアのセンスが
彼等にあるとは思えないけど
生きる為のシンプルな行動が
それだけで ....
もしも悲しみが猫だったら
きっと僕は今より強くいられる
気まぐれに悲しみがやってきても
優しくその子を
抱きしめられるだろう
いつか気まぐれに
去ってしまうと知っているから

もしも悲 ....
夜に眼鏡
見えないが見つめるその先
視力0.4
レンズ越しの未来

月明かりに眼鏡
綺麗なものを探そうとして
反射する君が一番美しいというジレンマ
視力1.2
見えないものを探してい ....
眠たさを押し切ってまで
やる意味なんてあるのだろうか
今日が終わってしまう
呟ききれないときに終わってしまう
睡魔と仲良くできないなら
疲れとも仲良くできない気がする

充電器で充電され ....
杏っ子さんの福ちゃんさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
依る夜- 福ちゃん自由詩120-3-28
重たい選択にしないで- 福ちゃん自由詩119-11-10
現代福祉再考- 福ちゃん自由詩119-9-28
6月- 福ちゃん自由詩119-5-31
未来へ- 福ちゃん自由詩119-5-14
明るい視点- 福ちゃん自由詩119-4-2
もしも悲しみが猫だったら- 福ちゃん自由詩118-10-6
レンズの向こう- 福ちゃん自由詩118-9-23
夜のアパートにて- 福ちゃん自由詩118-9-8

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