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低い電線が空を結ぶ春の通り道
見えない花粉たちのように
子供らは散ってしまって
もう影もない

僕は薄い布団に丸まって
よそよそしく朝を呼吸する

枕元のチョコレートを少しかじって
 ....
あなたがたは暗い石垣の向こうを
ひらりと過ぎておいでです
木の枝に白く影をつけて
煙(けぶ)の立たない煙草を
銜えたみたいです

あとは夜がお出迎え
お出迎えです
火の差す夜
風巻く ....
来世のさんのオイタルさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
チョコレートの春- オイタル自由詩8*19-3-18
あなたがたは- オイタル自由詩319-1-6

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