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表通りの あわただしい正午に
ようやく腰をおろすと
さっきまで 見知らぬ背中が座っていたはずの
この 革張りのカウンターチェアが
ぽっかり冷たい

ーー記憶を失くした 若いピアニストのよう ....
のつのつと雪が降る
一本のモミによって辛うじてこの世とわかる風景
冬至の果てしない沈黙といっしょに
空が少しずつ崩れてくる
血の滲みだす包帯の一瞬の純白を地上にとどめながら
やがて凍えるよう ....
世界世紀さんのぽりせつさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- ぽりせつ自由詩719-4-3
のつのつと雪が降る- ぽりせつ自由詩519-2-13

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