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この忌々しい
憎しみに満ちた
いつも苛立っている
人生を棄てたい夜もある。
そっと、だ。
人も、仔猫も、眠るコタツで
ここからはじまる春の風に寂しさが
青ざめていくのだと ....
来なくてもいい。
なんども待ち侘びた声の残滓が
まじわる心のゆく先に咲く
いっぽんのありえない人生に追いついて
その熱さに目もそむけ
2度と見られなくなったと ....
病院の
待合室で
詩を書いている
詩、
とは、
その場のリアルを追求するものであるから。
うそ。
暇だから、書いているだけ。
地獄の
三途の川で
詩を書いている ....
牙を剥く
土竜を
撫でる、
のです
食べたい
檸檬を
舐める、
のです
みんな
午前5時には
無駄に生きてきた地球への情熱を
返す必要はない、
のです
....
クリスマスイブに降臨する
ピッカピカの大天使、
クリスマスイブに舞い落ちる
さらさらの粉雪、
言葉と
こころと
理想と
夢とを
傷つけられて
千切られる寸前まで ....
青い雨が
灰色の空から降り落ちる
夢の中
白百合の頭部が
ポツリと
落ちる
小さな三角形の帆を張った胸が
なみだの波紋で揺れている
だれにもしあわせを
届けてあげられないので
....
金砂銀砂の歌の粉が
この部屋の
温もりのなかを踊り舞う
聴きたい人々には、聴こえるだろう
闘いを放棄したため
笑顔を痙攣 ....
バシャバシャと
ベッドの海で泳ぐという
夢を描いた、哀しい絵の具で
遠くから
雨の匂いがする冬は
雪が降るより、心は寒い日
流星に
安い願いのメールして
刹那みっつの祈りを ....
天使だって、
死ぬんだ、って。
それは、
凍りついた川の岸辺に
天使の肉体がたどり着いていた。
なぜか、
人が、
人の心を、
疑い、
恐れる、
荒野の街の、
夕間暮れ。
....
オヤジに土瓶蒸し、食べさせたかったなぁ、
って、思い入れたっぷりの言葉を聞いて、
オレも、そうだなぁ、と
しみじみと思ったよ。
って、
オレも食べたこと、ないじゃん。
....
そおっと生きるさんの秋葉竹さんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ありえない、くそったれの夜にも
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秋葉竹
自由詩
12
19-3-7
ほころぶほろび
-
秋葉竹
自由詩
8
18-12-25
外来受付窓口前にて
-
秋葉竹
自由詩
5
18-12-25
どこにも行かないで。
-
秋葉竹
自由詩
5
18-12-24
クリスマスソング
-
秋葉竹
自由詩
10
18-12-23
夢の傷
-
秋葉竹
自由詩
11
18-12-18
鎖の歌
-
秋葉竹
自由詩
5
18-12-16
冬を越す
-
秋葉竹
短歌
5
18-12-16
少女は、荒野をめざす(風塵《改》)
-
秋葉竹
自由詩
10
18-11-14
オヤジと土瓶蒸し
-
秋葉竹
自由詩
5
18-11-6
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