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この胸から一枚の
夏の風景をとりだしてひろげよう
青い湖 まわりは緑の森
そのむこうになだらかな丘々
湖には小さな桟橋 つながれている幾叟かの小舟
ほとりに小さく白い館

そこで僕らは
 ....
詩を書くと
詩のなかに彼方が生まれる
その彼方について詩を書くと
そのまた彼方が生まれる

身体は此処にとどまったままで
幾重もの彼方の谺を聞く
迷宮の子どもたちが
歌う歌が聞こえてくる
たのしげに聞こえてくる

迷宮でずっと迷いつづけて
つらくはないのだろうか彼らは

  僕らは生まれたときから
  ずっとここで迷いつづけてき ....
帆場蔵人さんの塔野夏子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の風景- 塔野夏子自由詩14*21-8-29
彼方が生まれる- 塔野夏子自由詩7*20-4-17
迷宮の子どもたち- 塔野夏子自由詩3*19-2-3

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