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サーカスとは
ライフル銃の回転もなく
ただ無防備に
悲しみの心が
ただこのサーカスに舞うころ
流されている
こころぼそさが
ふたりの身体をひとつに溶かすけれど
そのと ....
君の幸せは、もう、静かな心臓へ帰るといい。
夜間飛行のともしびが、
寒い砂漠の夜空に灯るといい。
君の笑顔は、もう、私の部屋から出て行けばいい。
そこで砂漠の闇のような心と ....
霜、踏む、朝
青空をバックにしても
こころが壊れて寒いとき
こんなまんまじゃ屍人じゃないかと
泣きたくなってもこらえた見栄でも。
その夜更け。
弓張月を仰ぎ見て
心に舞う蝶、静かに回る
....
神さまは
叶わない愛なんて知らないって言ってた
幻の夜、
カフスボタンの別れて落ちた砂浜に
砂の城がまだ崩れ切ってはいなかった
知ってる
紫の夜空に浮かぶ
白い雲が
地上に ....
あなたの蛇の皮もどきの諦めを
満月の海に見た
あたしの心は
そのとき蒼く静かに燃え盛り
そして今は静かに冷え切っている
透明な風が 冷やしていくのだ
死の匂いのするス ....
やさしいと
感じてしまった愛じゃなく
あれはみんなにやさしい小悪魔
こころ堕ち
欠けた十字架とかも好き
汚れたリアルな愛とかも好き
憎しみを
人の数だけ持つ身だが ....
船はいつものように鎖でつながれるだろう
青い月あかりが尖った夜の冷たさで
恋人たちを未来へと追い立てるだろう
ビルの上を飛ぶアホウドリの
啼き声がなにを求めているのか
大空を ....
そんな日常なんてと
彼女はいうけれど
じっさいのところ
甘いビニールの匂いがする
黄色いラバーダックが
キッチン洗い場で
逆さになって溺れている
小さな白いビー玉みたいに
勢い ....
林檎の木からは
そこに巣食う虫どもを
怯えさせる匂いしかしない
空気も甘酸っぱいまま凍りついた
林檎園の丘の上に転がるように
あたしの脱け殻は
星の下で眠るんだ
陽だまりの ....
(慟哭)
世界に影を落とした優しい諦めを知らないで惨めな豆腐の角はたいせつに磨いたアクアの舌。はもうないけど人狼の夜は深く更けゆくばかり火の鳥を知らない?
(うそ。知っている。)
悲 ....
粉雪が降って
誰もいない夜、
心の花を枯らした
おとなしい哀しみが
うつむく
林檎の木から
甘酸っぱい香りがする
幻想世界、
真っ新な空気が
喉の奥まで冷やしてくれる ....
炎の刻印が
街に押されて
ようやく
冷たい夜が明ける
街のマリア様たちは
眠い目をこすって
もう、
明日から振り返ったとすれば
何度目の
希望を
浪費しただろう
夜 ....
帆場蔵人さんの秋葉竹さんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
サーカス__サーカス
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秋葉竹
自由詩
12
19-12-11
砂漠のともしび
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秋葉竹
自由詩
14
19-8-12
哀しいけものの鳴く声を聴く
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秋葉竹
自由詩
10
19-5-3
叶わない愛なんて知らない(カフスボタンが落ちた砂浜で)
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秋葉竹
自由詩
9
19-4-25
赤く冷え切った、蛇の心を
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秋葉竹
自由詩
10
19-4-23
やさしい嘘つきが好き
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秋葉竹
短歌
9
19-4-19
春の花の夢見
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秋葉竹
自由詩
8
19-3-26
青色吐息の彼女の日常
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秋葉竹
自由詩
7
19-3-17
雪の歌《改》
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秋葉竹
自由詩
6
19-1-31
慟哭の夜
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秋葉竹
自由詩
9
18-12-4
夜、その自由で自在な
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秋葉竹
自由詩
10
18-11-9
ただ、歩く
-
秋葉竹
自由詩
13
18-11-3
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