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*1つのティーカップ1


 整理するとこういうことになる。

 まず、彼女は交通事故にあった(それは君の元ルームメイトから後で聞いた)。そして、幸いに怪我は軽症で済んだのだが、君は ....
*曇り空1


 こうして僕は晴れて君と知人同士の関係になったわけだが、友人関係になったという感情はどうしても湧いてこなかった。実際、君にとって僕は「お客さん」の一人でしかなかったろう。 ....
*レモネード1


 初対面の君とあんなにも長く話し込んでしまったことが、僕にとっては意外だった。でも、案外芸術家というのは皆そういうものなのかもしれない。自分以外は皆お客さん、そういう ....
    このせまい場所をそっと歩いて下さい
    豊饒な広い土地も
    このエメラルドの光が囲む
    この胸ほど広くはない
        ――エミリー・ディキンスン  


 ....
7.コーダ


 その数日後、葉子は数カ月ぶりに弟に連絡を取った。あの日起こった出来事については、自分の幻覚か幻想か分からなかったので、話さなかった。ただ、自分の気持ちだけを素直に話すこ ....
霜月の初めに思う来年の賦

秋の夜も残り少なし仰ぎ見る

孤独とのはざまにあるは若煙草

夕暮れて秋の雨降る庭の隅

時雨れては{ルビ首=こうべ}の垂れる文化の日

孤独との架け橋 ....
薄紅葉家の庭にもあったっけな

惚けてはうつつに帰る秋の昼

母の味欠けていたのは椎茸や

そぞろ寒戸外に出るも少し震え

果てしない夜中にまんじりともせず目覚め

秋の朝見上げる ....
 ホロウ・シカエルボクさんの詩について。氏の詩は長いです。そして起承転結もはっきりしていない。そのことが氏の不人気につながっていると思うのですが、ここは忍耐力を身に着けて、氏の詩を最後まで読んでみるべ .... 宵闇に吸い込まれてゆく花花火


秋雨のしのしのと耐えるばかり


にぎわいを求めて集う秋の雲


小ぬか雨痛みを閉じてひたに降る


宵闇に問いを重ねる神無月
魔法石とは、魔法素子を集めた結晶のことだ。
この魔法石がなければ、人々は魔法を使うことが出来ない。
今は科学が廃れ、人々はもっぱら魔法を駆使して生活している。
ほんの小さな子供でさえも、火を起こ ....
 

晴れた空の中に、{ルビ時間=そんなものはどこにもない}を探している。
 

 
足立らどみさんのおぼろんさんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青空とレモネード④- おぼろん散文(批評 ...4*23-12-29
青空とレモネード③_- おぼろん散文(批評 ...2+*23-12-27
青空とレモネード②- おぼろん散文(批評 ...4*23-12-26
青空とレモネード①- おぼろん散文(批評 ...4*23-12-24
音楽と精霊たち③- おぼろん散文(批評 ...2*23-12-22
つれづれと俳句- おぼろん俳句3*23-12-1
つれづれと俳句- おぼろん俳句8+*23-11-8
ホロウ・シカエルボク氏の詩について- おぼろん散文(批評 ...5*23-9-22
つれづれと俳句- おぼろん俳句5+*23-9-8
魔法石- おぼろん自由詩2*22-1-1
空と虚構- おぼろん自由詩3*20-5-15

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