すべてのおすすめ
手のひらの小鳥が
命を使い果たしていくとき
呼んだら
返事をした
それは
声にならない声
音を失った声は
振動だけになって
手のひらをかすかに震わせた
あれはやっぱり声だった ....
まばゆさに目をとじれば
暗闇となった世界に浮かんだ
円が燃え上がる
そんな遊びを繰り返していた
あれはぶらっくほーる
宇宙への入り口か出口だった
だれもかれもみんなおとなになってし ....
最近ヤモリは現れなくなった
夜のはめ殺しの天窓に映させている
流線形のシルエットが好きだった
イモリだったかもしれない
それとも風に導かれて降り立った
小さな神様だったのかもしれない
便宜 ....
足で漕ぐのは
オルガン
という名の舟
音符の旅
息でつなぐ
ときおり苦しくなって
とぎれる
生きていたという波の上
気配だけになった猫
ふんわり鍵盤の上を渡る
秋の日は
....
波の跡が
空に残って
だけど
いつのまにか風が消していく
秋の雲はことさら
はかなげで
明日にはもう
冬のものになってしまうだろう
空は
海のなれのはて
今はもう絶滅した海 ....
あおいみつるさんのそらの珊瑚さんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
梅雨空に
-
そらの珊 ...
自由詩
23*
19-6-8
ぶらっくほーる遊び
-
そらの珊 ...
自由詩
18
19-4-11
ヤモリ
-
そらの珊 ...
自由詩
12
19-2-28
秋の部屋/えあーぽけっと
-
そらの珊 ...
自由詩
21
18-11-5
思慕
-
そらの珊 ...
自由詩
17*
18-11-1
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する