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熱々のラーメンを頬張った後で
満腹だねと笑いながら腹をさする
さすれば本日の胃袋に詰め込む作業は
これで終了ですか、の鐘が鳴り
金を出す筈の財布から
麺より長いレシート出る
....
たわごとばかり くりかえす
いいえ ざれごと などと いう
癒えぬ傷なら 云えぬもの
家なき家鴨が繰り返す水音
水面に跳ね返る自らの表情
視力が良くないから 確りとは見えない
....
縁為しのシンメトリーを泳ぐ
底無し沼よりは ちょっと浄化された海
魂の隙間から そっと漏れる光を
待ち望んでいるかの様な 青
それは 儚い
少しばかりの四方山話に耳を傾けて
鱗 ....
大地ごと覆うような器
実も心も丸ごと入った
ときめいていた時間軸に
留まってしまった記憶マドラーを刺す
陽射しは熱い
眺めている瞳以上の存在感
絡まり続ける氷の果て
誰か ....
夕陽は落ちないよ
そんなツッコミが 聴こえてきそう
誰がハミングするだろう
きっと 鳥たちだ
鴉は塒に還るだろう
何処から 飛び立つのか
あの 尖がった
一番 空に近 ....