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覚えてもいない幸福の味を求めて彷徨う


目は潰れ耳は千切れ鼻は失くし
皮膚は擦り切れただれ口は開かない


それでも存在を知ってしまっているから
何処にも無いなんて信じられなくて
 ....
天が下りる
肺を圧し潰す
耳裏の風切り羽が散る

音はもう無い

手足を置き去りにして
夜を転がる

擦り切れ残った頭蓋だけ
あの天蓋へ反して
あおいみつるさんの水知鴇都さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幸福という味覚- 水知鴇都自由詩419-10-12
夜長- 水知鴇都自由詩319-10-11

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