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誰もこない部屋で
ひとりで待っている
時間がじりじりと
過ぎて
短い一日がおわり
部屋の前を通過する
人の数を
ため息の分だけふやす

月がのぼる

部屋を抜ける風に
カーテン ....
短い冬が終わりを告げる頃
街並みの全てが水平となり
凍り損ねた思い出たちが
空気の底に溜まります
両手を器としてそれらをすくい
私の体温を少々与えてから飲み干すと
薄氷色の街並みが
私の ....
おっきいの一つで250円
ちいさいのが一つ200円

「おばちゃーん、おっきいの一つちょうだい」
「あら、小さいのしかないみたい
 2つで300円にするけどどう?」
「うーん、じゃあそれで ....
視界がなんでか滲んでしまったからわからない
もう色彩の霞んだスケッチの輪郭も
自分の  だと気付く
そこのそんなそれが
それが
じんわりと描かれたそれが滲む頃に
大きいしずくを落とす
ぼ ....
昔から僕の家では朝は紅茶で
それも普通のティーバッグで作るやつなんだけど
僕はそれが好きだった
透明なお湯に少しずつ漂うように染みていく
あの色が好きだった

自分の世界が少しずつ広がるよ ....
こんにちは、僕はサボテン2号。

僕は待っています。

こんにちは、僕はサボテン2号。
たりぽん(大理 奔)さんの半知半能さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
エイチピイ- 半知半能自由詩3*06-5-28
季節のさなぎ- 半知半能自由詩806-1-19
2つで300円。- 半知半能携帯写真+ ...505-11-26
逆回りの自小節- 半知半能自由詩2*05-8-18
モーニングティー- 半知半能自由詩4*05-6-19
2号- 半知半能携帯写真+ ...11*04-10-31

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