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女の温もりも
家族の団欒も
過ぎてすっかり独りである

風が吹いて
途方に暮れて
確かな予感を持ち独りである

遠くの森のざわめきが
夜空に木霊し未知を紡ぐとき
私はひたすら独りで　.... ああ　青空が広がっている
ああ　雲が流れていく
ああ　子供たちの行進だ

あなたは喫茶店でアイスコーヒーを飲んで
独りになった朝は如何ですか？
眼差しは途方に暮れて

ああ　.... 宇宙の冷たい感触が　朦朧とした頭に響く
世界の一様な無表情が　奥まる意識を取り巻く
(フォークとナイフがぶつかる音、砕けるグラス)
世界は今日終わるかもしれず
それなのに宇宙は爆発と沈黙を貫く　.... 巨大スクリーン天空の
奥へ奥へ流れていく
鰯雲を背景に
右へ左へと
歩き去る
人人人
確かに属していた
あの世とこの世の境界の
フルサトを捨てて何処までも

腰国改修さんのひだかたけしさんおすすめリスト（4）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
独りである	- ひだかた ...	自由詩	7*	18-10-31
喫茶店にて	- ひだかた ...	自由詩	5*	18-10-31
無表情な感触	- ひだかた ...	自由詩	10	18-10-23
ガラス越し	- ひだかた ...	自由詩	6*	18-10-20

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