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 新しい時計が時を奏で始めている。
 今日海へ行った。
 あなたは無邪気な子供のように、小さなカニの居場所を僕に告げた。
 湿気を含んだ海風が僕らを包んだ。

 さようなら、僕の遠い日。 ....
 悲しみは風と共に去り、苦しみが嵐と共にやって来る。
 ひと時の微睡は幸福だった。
 人の心は無防備で、一輪の花のようだ。
 花弁が一枚ずつ剥がれてゆき、やがては枯れ果てる。

 寂しさ ....
 開け放した窓から月光が射している。
 音もなく、静かに。
 妻の持つ手鏡を覗き込むと、もはや私の顔は映らない。
 ただとても厳かに月の光だけが映っている。

 鏡の中の月はほんの少し黄 ....
 寂し気な横顔に紅玉の涙。
 野良犬の遠吠え。
 都会で感じる孤独。
 湖面に広がる波紋。
 雪解け水の流れる小川。
 都会と田舎の狭間。
 煙草で補う時間の浪費。
 尖った神経の矛 ....
 そこにいるのは誰?
 森の入り口で僕は小さな叫びをあげた。
 昨夜からの雨の上がった朝だった。
 風そよぐ緑の中で気配は続いていた。

 君は僕の味方?それとも・・・。
  味方かど ....
 巡る季節の儚さは闇夜に隠れた月のよう。
 一人娘の待つ家に抱える苦悩の薄化粧。
 橋の欄干飛び越えてその身を投げる決心も
 ひと時待てば揺らぐもの。
  
 支えはあるか?いや、ない。 ....
暁い夕日さんのヒヤシンスさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新しい時間- ヒヤシン ...自由詩5*18-5-18
五月の。- ヒヤシン ...自由詩5*18-5-12
月光と手鏡- ヒヤシン ...自由詩2*18-5-12
再起- ヒヤシン ...自由詩4*18-4-28
そこにいるのは。- ヒヤシン ...自由詩8*18-3-24
美誠を築く- ヒヤシン ...自由詩9*18-3-10

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