すべてのおすすめ
乗せる者がいるから
風船 と呼ぶのだろう

風を借りるから
風船 と呼ぶのだろう

いずれ返すことになる
風も
命も
空も海も
ひとの返る場所は
こんなに広い
たったひとつ足りないばかりに
水になれない命がこの世にはあるのだから

たったひとつの決まりごとのために
美になれない命があっても おかしくはない

 (だからこそーー )
ふと眺めた死 ....
うまれてから
なんにちたったのだろう きょう
うまれた日は だれにもいちどしかないのに
たんじょうびは なぜ
なんどもおとずれるのだろう

あつめるほどに 足りなくなってゆく
ことばのた ....
かべの絵葉書はもう永いこと陽に灼かれている

白い空に
白い海をまたぎ
白い太陽が 浮かんでいる
(しずかすぎる痛みは いつも
 もっとも深い傷となってあらわれたーー )

  わたし ....
海のかたちがある。
水を蹴る一枚のうすい尾ひれがそう
波に浮かんだふくよかな船体がそう
同じく、
空のかたちがある。
土のかたちがある。
宇宙のかたちがある・・・

〈美しい〉という現 ....
いつかわたしが生まれ帰ってきたとき
もういちどこの詩をみつけたい

なまえも知らないひとの詩として

ささやかだけど悩みや哀しみ 楽しみなんかを書きとめて
人肌のあやうさを伝えたい

 ....
もとこさんのぽりせつさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風船- ぽりせつ自由詩2*20-4-13
系図- ぽりせつ自由詩2*19-5-13
うまれてから- ぽりせつ自由詩319-4-25
陽灼け- ぽりせつ自由詩4*19-4-13
海のかたちがある。- ぽりせつ自由詩4*19-3-29
いつかわたしが生まれ帰ってきたとき- ぽりせつ自由詩15*19-1-22

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する