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世界は無から「生まれる」という感覚は少し違う
ただある途方もない無がふと区切られるだけのこと
僕がただ目を覚まし、見ると
世界は無から時間や場所や僕が区切られて「在る」になる
世界は何も変 ....
ある日の隠喩
困り果てた誰かの海は雨が降ってぽこぽこ生まれた
散らばる隠喩の危うさは水中を散らばる針のよう
僕はあるはずの歯がゆさをきっと明日が来ると信じて幸せ色にしたい
しかし言った分 ....
藍の葉
夏の勢いのピークは過ぎて
深くなってゆく緑に埋もれながら
もう必然を忘れたのって
泣いた後の脱力のうちに
ふつふつと小さな実をつけている
葉の色はきっと甘い ....