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{引用=(*昨年書いて現フォに投稿せず忘れていたもの。アーカイブ目的で投稿。石村)
}
しつこい梅雨が明け
夏がはじまつた
はず であるのだが
ひさびさに傘を持たずに
散歩なん ....
どういふことだ
まだ
ひとのかたちをして
星の上にゐる
急がなくてはいけない
廃村のはずれの小さな草むらに
菜の花が咲きはじめてゐる
……風にゆれてゐる
やさしいやうな ....
どうでもいいぢやないか
それは君のくちぐせであり
ぐうぜんにも 君からきいた
さいごのことばでもあつた
ひと月まへ 一緒に飲んで
別れ際にきいた いつものせりふだ
その前に何を ....
{引用=*筆者より――筆者が本フォーラムでの以前のアカウントで投稿した作品はかなりの数になるが、アカウントの抹消に伴ひそれら作品も消去された。細かく言ふと二〇一五年十二月から二〇一七年二月までの間に書 ....
ある夜
死んでしまつた
畳の上に食べかけの芋がころがつてゐる
その横におれがころがつてゐる
目をとぢることも
ひらくこともできない
お迎へもこない
月の光 ....
なつぐも
{引用=―エミリ・ディキンソン " AFTER a hundred years --"に基づく―}
ともだちがだれもいなくなったとき
わたしはその野原にいき ....
{引用=*筆者より――筆者が本フォーラムでの以前のアカウントで投稿した作品はかなりの数になるが、アカウントの抹消に伴ひそれら作品も消去された。細かく言ふと二〇一五年十二月から二〇一七年二月までの間に書 ....
「家族は唐揚げ」
どこからともなく
湧いて出た
その一句
そのしゆんかんから
なにゆえか
俺の心を とらへて離さぬ
幾百万もの言葉があり
百の何乗だかの組合せがある中で
天使 ....
低気圧が近付いてゐる午後。
少年が鉛筆を削つてゐる。
室内に、新しい芯の匂ひが満ちる。
「隆、下りてらつしやい」
と、羊羹を切り終へた母の声が階下から聞こ ....
おとぎ話の中の国は もう
わたしのことをおぼえてゐません
キセルをくはへたお爺さんは もう
わたしのことをおぼえてゐません
アコーディオンをかかへた青年と
まきばで働 ....
よく晴れた十月の午前
山の上の一軒家にひとりで住んでゐる松倉さと子さんのところに
郵便局員がたずねてきた。
「ごめんください、お届けものです」
「あら、何でせう」
「どうぞ ....
誰が私に声をかけなかつたのかわからない。
葱の花がしらじらとした土の上でゆれてゐる。
その下に妹の骨がうめられてゐる。
捨ててしまはなくてはならない。
丘をこえて夜 ....
なにか
白い ものが
のこされて ゐる
うまれたものが
去つた そのあと に
そしてこつちを
みつめてゐる
長い午後に
時が
裏返 ....
うつくしいひとたちに遇ひ
うつくしいはなしを聴きました
空はたかく 澄んでゐました
かなしみはもう とほくにありました
よろこびは すぐそばに そして
手のとどか ....
もとこさんの石村さんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
レモンサワー
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石村
自由詩
16*
20-3-3
初春
-
石村
自由詩
14+
20-2-12
或る友へ
-
石村
自由詩
31*
19-7-8
旧作アーカイブ4(二〇一六年三月)
-
石村
自由詩
21*
19-5-16
永遠
-
石村
自由詩
21*
19-5-6
なつぐも_他二篇――エミリ・ディキンソンの詩篇に基づく(再掲 ...
-
石村
自由詩
18*
19-4-19
旧作アーカイブ3(二〇一六年二月)
-
石村
自由詩
15*
19-4-13
家族は唐揚げ
-
石村
自由詩
19*
19-4-8
室内
-
石村
自由詩
21+*
19-3-24
ちひさな国
-
石村
自由詩
24*
18-12-22
やさしい世界の終はり方
-
石村
自由詩
26*
18-10-14
骨
-
石村
自由詩
10*
18-9-12
白いもの
-
石村
自由詩
10*
18-9-10
砂
-
石村
自由詩
15*
18-9-2
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