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私をとりかこんでいた言葉たちが
あのときを境に
いっせいに遠ざかってしまった

遠景になってしまった言葉たち
とり残された私のまわりの
がらんどう

けれど私は
おそるおそるでも
 ....
そしてゆっくりと
身体から夏が剥がれ落ち
空虚するための九月がやってくる

白を纏う
夏のように
眩しさを反射するための白ではなく
とり残されるための 白

とり残されて
空虚する ....
望月遊馬さんの塔野夏子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遠景へつぶやく- 塔野夏子自由詩8*18-3-11
空虚するための九月- 塔野夏子自由詩8*17-9-1

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