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吹き硝子、
転けて
林檎、と
呼びます

たなびく夏の草影に
病室が
まあるくしかくく転がって
赤子と死者が廻ります
消えない汚れは
ないけれど
拭えど
壁は白いから

窓を描きます
朝には消えてしまうけど

指に天体を絡めたら
柔しい繭 ....
抗えぬ露の一粒
誰にも
触れられることのない花々

寄り添い
静けさのなかに
呼吸していた

夜明けに
来客があるのだという
貴方は
刃を握らせ
傍らに眠る友の
肉を裁ち
 ....
飲んでもよい水なのだろうか
川辺の花は
瑞々しい

夢が夜霧に濡らされて
私に指が生える頃

花を摘むのが
私のしごと
花を摘むのが
私のしごと


舟が渓間をぬって
流れ ....
秋葉竹さんの秋良さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕暮れ- 秋良自由詩219-7-15
海原を編む- 秋良自由詩719-5-7
椅子- 秋良自由詩319-4-25
花運ぶ舟- 秋良自由詩1119-3-29

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