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水の輪郭 固くうねらせる曲線
脈動も静かに 寛やかになでられ
水の流速 軽くとばされる集中線
はしゃぐ裸足 滴の臨場 踊る
一斉に鳴り出す風鈴
一斉に飛び出す飛行場
必要なのは傘と ....
ひとを好きになって傷ついて
感傷を肌で美しく感じていた
そんな時間
映画音楽のようにドラマチックな
からだの外へ出た細胞たち
絶えて流れた
う化して剥げたわたしのベールは
ふ ....
うそみたいな
ねいきを立てて
みるく色の
おひさまのはーぷに
なでられて
しずかなおとが
きこえます
とおい とおい
そらの つまさきまで
「こんにちは」
....
思い出を
思い出さないようにと思いながら
今朝も起きて食べて現実と歩いている
寄せるしろい 腕が
知らない世界へさらいに来て
巨大なしろい フォークが
ざざざ、と遠のいて
それを ....
(ねむっているように、うつろに開いて
よこたわっていても、私には見えてる)
瞬きで合図をくれていた
感情もなぜかくみ取れた
そんなにあふれていたんだね
枕元にたくさん落ちていたよ
....
梅雨になって
雨がすきな
人もきっと
そばにたくさんいるだろうけど
いまは
青い空がすき
心が浮かび流れていきそうな
どこまでもファルセットが続きそうな
目を閉じて ....