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嵐の予感が心をざわつかせるから

淹れかけたコーヒーはそのままにして
字面を追うだけの本も閉じて
蝋燭に火を灯して動かずにいよう

気持ちを巡らせて翼を広げ
黒ずんだ雲が早く流れ行く空へ ....
風鈴の音など聞きたくない
汗ばむ額が太陽を拒否するけれど
乾いた足の裏は砂を求め
軽い目眩を歓迎する

蝉の鳴き声に起こされて
この上なく不機嫌になり
八つ当たりする矛先を見つけられず
 ....
忍野水香さんの坂本瞳子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
気の向くままに- 坂本瞳子自由詩2*17-9-2
夏の終わり- 坂本瞳子自由詩2*17-8-27

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