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湿った空気に撫ぜられて
わたくしの脳内が段々と湿気を喰らい
破裂寸前な頭を持って
ただ立ち尽くすこのひとつの像となっている

ぷかりと浮いた気泡に
呼気に少し湿り気を混ぜ込んで
重い頭を ....
バックライトに照らされた
木から落ちる花の香りが
人の鼻をくすぐりくしゃみをさせる

排ガスに巻かれた花の香は
それ自体もいつか白く濁った
うつくしい鉱石になっていく

そんなことは実 ....
長崎哲也さんの這 いずるさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
標本- 這 いず ...自由詩4*17-3-1
嘯き鳥の花の香- 這 いず ...自由詩217-2-22

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